俺は現在36歳。
40歳で会社を辞めるために、資産5,000万円を目指している。
2026年8月現在の資産は約1,800万円。内訳は株式資産1,600万円、現金200万円だ。目標までは、あと3,200万円もある。
別に、今の会社が嫌いなわけではない。それでも最近、「このままでいいのだろうか」と、うまく言葉にできない不安を感じる。定年まで働いてから自由になるより、身体が動くうちに自分の時間を持ちたいと思うようになった。
会社が嫌いだから辞めたいわけではない

今の仕事は、環境系のコンサルティング営業職だ。
自分の提案が取引先の役に立ち、感謝される。会社の業績も安定している。続けようと思えば、定年まで働けると思う。
でも、40歳で辞めようと思っている。
「この出来事があったから、今すぐ会社を辞めたい」と思った瞬間もない。不満はないのに、最近はこのまま仕事中心の生活を続けていいのだろうかと感じる。自分でも、まだ具体的には言語化できていない不安だ。
平日は仕事をして、休日は疲れを取る。休みが終われば、また仕事へ行く。給料は以前より増えたが、自分の時間まで増えたわけではない。
転職して東京で営業を続ける中で、人と付き合うこと自体があまり得意ではないとも分かった。仕事では普通に話せる。でも、それを何十年も続けたいかと聞かれると迷う。
人と話すのが仕事なのに、人との付き合いで疲れている。営業職としては、なかなか立派な自己矛盾である。
定年後ではなく、身体が動く40代で自由になりたい

40歳にした最初の理由は、数字のキリがいいからだ。退職資金を綿密に計算して導き出した年齢ではない。
これまで年上の人たちから耳にタコができるほど、「40歳になると、いきなり体力が落ちる」「いや、50歳になるともっと落ちる」といった話を聞いたことがある。自分にも当てはまるかは分からないが、年齢とともに体力が低下するのは間違いないと思う。おまけに、年を取ると新しいことを始める意欲まで減っていくらしい。
それなら早く動いたほうがいい。
ただし、生活するにはお金が必要だ。早さと資産の両方を考えた結果、とりあえずの目標を40歳にした。
定年まで働けば、今より多くのお金を用意できるかもしれない。ただ、自由になったときに体力や意欲が残っている保証はない。
それに、今のまま仕事中心で暮らしていたら、定年退職した日に何をすればいいのか分からなくなる気がする。今までキリっとしていた人が定年した途端にボケ始めた、なんて話も聞いたことがある。
俺はそうなりたくない。
お金を十分に持ってから自由になるより、多少お金が少なくても、40歳くらいで自由になったほうが挑戦できることは多い。そう考えて、退職時期を40歳に決めた。
東京と営業を経験して、山奥で一人で暮らしたくなった

俺は栃木県の田舎で育った。大学は福島県、前職も福島県だった。2021年に転職して、初めて東京で暮らし始めた。
東京は便利だ。店も仕事も多く、電車があれば大抵の場所へ行ける。
一方で、人も建物も人工的な光も多い。田舎で育った俺には、ときどき自然が恋しくなる。最近キャンプを始めたのも、都会の生活に疲れているからかもしれない。
ここ数年、家庭をもった友達が増えた。しかし、俺は今のところ結婚して家庭を持ちたいとは思っていない。むしろ、一人で生きていたいとすら思っている。それなら一度くらい、山奥の家を買って、一人で暮らしてみたい。
ずっと住み続けられるかは分からない。買い物や病院、冬の寒さで嫌になる可能性もある。それでも、身体が動くうちに試してみたい。
退職後は、朝日で起きて農作業をしたい

会社を辞めた後は、朝日とともに起きて、日が沈んだら寝る生活をしてみたい。
朝起きたら農作業をする。午後からは、DIYをする。夕方にご飯を食べたら、1時間くらいブログを書いて寝る。
冬は暖炉などで暖まりながら、本を読んだりブログを書いたりしたい。山奥で暮らすなら、キャンプへ出かけなくても、日々の生活そのものがキャンプに近くなる気がする。
もちろん、現代の日本で人との関わりを完全に断つことはできない。それでも、仕事を中心に予定を決めるのではなく、明るい時間に身体を動かし、暗くなったら休む生活に変えたい。
資産5,000万円は、安心して会社を辞めるための金額

正直に書くと、5,000万円は退職後の支出を細かく積み上げて決めた金額ではない。
現時点で考えている使い道は、次のとおりだ。
| 項目 | 現在の考え |
|---|---|
| 山奥の空き家 | 約100万円で購入したい |
| 現金 | 退職時に約500万円を確保したい |
| 配当株 | 月10万円の配当金がほしい |
| その他の資産配分 | まだ決めていない |
| 山奥での生活費 | まだ計算していない |
現在の東京での生活費は月17万円なので、2年分なら408万円になる。現金500万円があれば、単純計算では約92万円の余裕がある。ただし、山奥へ移った後の生活費は何も考えていない。空き家の修繕費や車の維持費まで含めると、東京より安くなるとも限らない。
また、資産5,000万円に対して年間120万円の配当金は、単純計算で年2.4%に当たる。ただし、5,000万円の中には現金や投資信託も含めるため、実際にどんな資産配分にするかはこれから考える。
5,000万円は、働かなくても一生安泰だと思っている金額ではない。会社を辞める決断をするために、自分が必要だと感じている安心できる金額だ。
資産目標だけは完成しているのに、山暮らしの家計簿はまだ白紙である。計画性があるのかないのか、自分でもよく分からない。
-
-
【36歳独身】男のリアルな1か月の生活費|東京一人暮らしで月17万円あれば足りる?
続きを見る
現在1,800万円。4年で5,000万円は簡単ではない

現在の資産は1,800万円なので、40歳までにあと3,200万円を増やす必要がある。
今年から給料が上がったため、年間の投資額を300万円から400万円ほどへ増やしたいと考えている。仮に今後4年間、毎年400万円を投資できた場合はこうなる。
| 計算項目 | 金額 |
| 現在の資産 | 1,800万円 |
| 今後4年間の入金額 | 1,600万円 |
| 単純合計 | 3,400万円 |
| 目標額 | 5,000万円 |
| それでも足りない金額 | 1,600万円 |
投資元本を増やすだけでは届かない。株価の上昇、配当金、副業収入、さらに多くの入金が必要になる。
俺は2019年に初めて株を買い、2022年ごろから本格的に資産形成を始めた。その後は相場に恵まれ、資産を大きく増やせた。
しかし、今後も同じように株価が上がる保証はない。今のところ、俺は運がいいだけだと思っている。
5,000万円は目標だが、達成できると楽観しているわけではない。むしろ数字を並べるほど、かなり厳しいことが分かる。
足りない1,600万円を、不確定な株価の上昇、配当金、副業収入を当てにしているあたり、自分の計画性の無さが伺える。
-
-
【36歳会社員】5年で資産150万円→1,800万円|年間300万円を投資できた理由
続きを見る
40歳で達成できなければ、43歳くらいまで延期する

40歳の時点で資産4,000万円だった場合、たぶん俺は会社を辞めない。目標を達成できなければ、43歳くらいまでは退職を延期すると思う。
40歳で辞めたいと言っている人間が、43歳までは許容できると言っている矛盾。
43歳でも届かなかった場合は、正直まだ考えていない。
副業収入が増えても、目標額を下げるつもりはない。株価が暴落しても5,000万円という目標は変えない。今後も物価が上がると思っているため、むしろ資産には余裕が必要だと考えている。
退職直前に株価が30%下がった場合も考えてみる。仮に5,000万円のうち4,500万円を運用していたら、運用資産は1,350万円減る。現金500万円を合わせても、総資産は3,650万円だ。
その状態なら、たぶん退職を見送ると思う。すでに会社を辞めた後なら、株を売らずに現金500万円で2~3年は耐えたい。ただ、本当に会社員へ戻らないのかと聞かれると分からない。
暴落後の相場も、自分の気持ちも予測できない。だから今の段階で「何があっても絶対に戻らない」とは書けない。
病院よりも、隣人や集落とのトラブルが怖い

山奥で一人暮らしをする場合、病気やケガ、近くに病院がないことを心配する人もいると思う。今の俺は、そこにあまり不安を感じていない。人間は、いつかは死ぬ。
災害や停電についても、そういうアクシデントを含めて人生だと思っている。ただし、実際に直面したことがない今だから、そう言えるだけかもしれない。
それより避けたいのは、隣人や集落とのトラブルだ。
一人で静かに暮らすために山奥へ移ったのに、うるさい人と頻繁に接触する生活になったら意味がない。しかし、近所との相性は住んでみなければ分からない。こればっかりは運なのかもしれない。
孤独に耐えられるかも分からない。山奥へ行ったら寂しくなるかもしれないし、意外と平気かもしれない。山暮らしに飽きた場合については、何も考えていない。どうしよう。
会社は辞めても、収入ゼロにはしない

会社を辞めた後も、現在副業にしているブログは続ける。今の収入は月5,000~1万円ほどだが、退職するまでに月5万円を目標にしたい。
配当金も年間120万円を目標にする。配当金だけで暮らせる金額ではないが、定期的に口座へお金が入るだけで安心できる。不安症の俺には、配当金が精神安定剤になる。
つまり、目指しているのは完全に何もしない生活ではない。会社中心の生活を辞めて、少ない支出と小さな収入で自分の時間を持つことだ。
年収が350万円から550万円へ増えても、将来の不安は消えなかった。だから、さらに高い給料を追い続けるより、自分が納得できる資産を作って会社を離れたい。
-
-
【36歳会社員】給料が200万円増えても将来の不安が消えなかった
続きを見る
まとめ|5,000万円で買いたいのは、ぜいたくではなく時間

俺が40歳で会社を辞めたい理由は、仕事が嫌いだからではない。
定年後ではなく、身体が動くうちに自由な時間を持ち、山奥で一人で暮らしてみたいからだ。
その決断をするための目標が、資産5,000万円である。
現在の資産は1,800万円。あと3,200万円必要で、年間400万円を4年間投資しても単純計算では1,600万円足りない。しかも、退職直前に暴落すれば延期する可能性もある。
それでも、生活費を抑え、投資と副業を続けながら目指していく。同時に、何も考えていない山奥の生活費や空き家の購入・修繕費も、退職前までには具体的に計算しなければならない。
資産5,000万円で買いたいのは、ぜいたくな生活ではない。残りの人生を、会社の予定ではなく自分の意思で決められる時間だ。