徒歩キャンプを始めるため、テントを一つ買うことにした。
ドーム、ワンポール、パップテント。大手メーカーの製品まで比較したが、キャンプ未経験の俺には何が正解なのか分からない。
それでも最後は、BUNDOK(バンドック)のツーリングテント「BDK-18」を選んだ。BDK-03より約4,000円高い。それでも、ワンルームでの収納と電車移動を考えると、コンパクトなBDK-18のほうが俺には合っていると思ったからだ。
徒歩キャンプでは、軽さ・収納サイズ・価格の全てが検討材料

俺は東京都江戸川区に住んでいて、キャンプ場までは電車で移動する。車のトランクは使えないため、自宅から駅、乗り換え、キャンプ場まで、テントを自分で運ばなければならない。
徒歩キャンプでは、テントの重さがそのまま身体への負担になる。
さらに俺はワンルーム暮らしだ。キャンプ場での広さだけでなく、使わない日の置き場所も考える必要がある。
理想は「軽い・小さい・安い」の三つ。しかし、調べた範囲では全部を満たす製品は見つけにくかった。軽いテントは高く、安いテントは重いか大きい。
徒歩キャンプのテントは、持って歩く時間だけでなく、部屋に置いておく時間まで考えて選びたい。
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ドーム・ワンポール・パップテントを比較してみた

まずは代表的な3種類を比べた。製品ごとの差が大きいため、下の内容は形状による一般的な傾向として見てほしい。
| 種類 | 主な構造 | 良さそうな点 | 徒歩キャンプで気になる点 | BUNDOK製品の重量例 |
|---|---|---|---|---|
| ドームテント | 複数のポールを交差させる | 室内を使いやすく、初心者向け製品が多い | ポールが増えると重くなる | BDK-18:約2.3kg |
| ワンポールテント | 中央のポール1本を中心に張る | 構造が分かりやすく、高さを確保しやすい | ペグを打つ場所が必要で、中央のポールが室内に残る | ソロティピー1:約2.2kg |
| パップテント | 2本前後のポールで軍幕風に張る | 前面を開いて過ごしやすく、見た目が格好いい | 低くて横幅があり、TC素材などは重くなりやすい | ソロベースTC:約4.4kg |
重量例はBUNDOK公式サイトに掲載されている数値を使った。同じ種類でも素材や大きさによって重量は変わるため、「ワンポールなら必ず軽い」とは限らない。
ドームテントは、未経験者でも形を想像しやすい
ドームテントは、湾曲したポールを交差させて立ち上げる一般的な形だ。室内の端まで高さを使いやすく、設営方法を紹介する動画や記事も探しやすい。
今回選ぶBDK-18は1〜2人用のドームテントで、重量は約2.3kg。超軽量とはいえないが、最初の一張りとしては構造を理解しやすそうだ。
ワンポールテントは軽そうだが、中央のポールが気になる
ワンポールテントは、中央のポールを立てて周囲をペグで固定する。BUNDOKの「ソロティピー1」は約2.2kgなので、BDK-18より約100g軽い。
ただ、中央にポールがある室内を実際にどう感じるのか、未経験の俺には分からない。分からないけど、寝るときに邪魔になりそうだとは思っている。
ペグを打つ場所や必要な設営面積も、キャンプ場で試さないと判断できそうにない。
パップテントは格好いい。しかし徒歩で運ぶには重そうだ
パップテントは軍幕のような見た目で、前面を跳ね上げた姿が格好いい。焚き火の前で過ごすキャンプらしい雰囲気にも憧れる。
個人的な趣向だと、パップテントが良い。どのテントよりも圧倒的にかっこいい。
ただし、BUNDOKの「ソロベースTC」は約4.4kgある。テントだけで4kgを超えると、ほかの荷物を入れる前からバックパックが重い。早々に購入の候補から外すことになりそうだ。
大手メーカーと比べると、バンドックの安さが目立つ
次に、BUNDOK、コールマン、モンベルの候補を比べた。定員、構造、性能が同じ製品ではないため、徒歩キャンプで検討する際の参考値として並べている。
| メーカー・製品 | 定員 | 重量 | 比較時の価格 | 価格・重量を見た印象 |
| BUNDOK ツーリングテント BDK-18 | 1〜2人 | 約2.3kg | 8,480円 | 収納がコンパクト。徒歩キャンプでも現実的に試しやすい |
| コールマン ツーリングドーム/ST | 1〜2人 | 約4kg | 21,780円 | 前室などの装備はあるが、徒歩用としては重い |
| モンベル ムーンライト テント1 | 1人 | 1.71kg | 32,000円 | 3製品では最も軽いが、価格も高い |
※上記の表は2026年8月時点でのもの
モンベルのムーンライト テント1は1.71kgで、BDK-18より約590g軽い。その代わり、価格は3万2,000円する。徒歩キャンプでは590gを減らしたいが、未経験の趣味に最初から3万円を出すのは迷う。
一方、コールマンのツーリングドーム/STは約4kgだ。大手メーカーを選べば必ず軽くなるわけでもない。ブランド名だけではなく、製品ごとに重量を見る必要がある。
BDK-03より約4,000円高い。でも収納はBDK-18が小さい

最初は、もっと安いBUNDOKの「ドームテント3 BDK-03」を買うつもりだった。ところが、BDK-18と収納サイズを並べると考えが変わった。
| 比較項目 | BUNDOK BDK-03 | BUNDOK BDK-18 | 差 |
| 定員 | 2〜3人 | 1〜2人 | BDK-18のほうがソロ向け |
| 重量 | 約2.5kg | 約2.3kg | BDK-18が約200g軽い |
| 収納サイズ | 約61×13.5×14cm | 約46×13.5×13.5cm | BDK-18が長さ約15cm短い |
| 購入検討時の価格 | 3,980円 | 8,480円 | 約4,000円 |
BDK-18も、徒歩キャンプ向けの超軽量テントではない。それでもBDK-03より約200g軽く、収納時の長さは約15cm短い。
バックパックへ入れるにしても、外側へ固定するにしても、この15cmは無視しにくい。ワンルームの部屋へ置くときも、短いほうが収納場所を作りやすい。
約4,000円は、軽さだけではなく「運びやすさ」と「しまいやすさ」に払う金額だと考えることにした。
3万円台のテントを見た後では、4,000円差が小さく見える
BDK-03とBDK-18だけを比べれば、約4,000円の差は大きい。普段の昼飯なら4〜8回分だ。いつもの俺なら、かなり気にする。
ところが、コールマンの2万円台、モンベルの3万円台まで比較した後では、BDK-03とBDK-18の価格差が小さく見えてきた。
比較対象が大きければ大きいほど、普段は気にする金額差がちっぽけに感じる。不思議だ。
3万円のテントを見続けた結果、約4,000円の差を「まあいいか」と思い始めている。テントを選んでいたはずなのに、先に壊れたのは俺の金銭感覚だった。
もちろん、4,000円が本当に小さくなったわけではない。ただ、俺の場合は「最安値であること」よりも、電車で運びやすく、ワンルームで保管しやすいことを優先したくなった。
比較してみたけど、未経験だから結局分からない

表を作れば、重さ、価格、収納サイズ、耐水圧は比べられる。しかし、実際に一人で設営しやすいか、電車で邪魔にならないか、寝たときに狭く感じないかまでは分からない。
風がある日に設営できるのか。雨の翌日に乾かしやすいのか。2.3kgを背負って駅の階段を上がったときに後悔しないのか。どれも使った経験がない俺には答えられない。
比較表は完成した。キャンプ経験は0回のままだ。机上のキャンパーだけが順調に育っている。
だからこの記事は、「初心者にはこのテントが正解」と断定する記事ではない。未経験者が何を見て迷い、最後にどこへお金を払うことにしたかを残す記事だ。
最終的にBUNDOK BDK-18を買う

最終的に選んだのは、BUNDOKの「ツーリングテント BDK-18」だ。
理由をまとめると、次のとおり。
- ドーム型で、未経験者でも設営方法を想像しやすい
- 1〜2人用で、一人で使うには十分そう
- 約2.3kgで、BDK-03より約200g軽い
- 収納時は約46×13.5×13.5cmで、BDK-03より長さが約15cm短い
- 大手メーカーの候補より安く、キャンプが合わなかった場合の損失を抑えやすい
BDK-03より約4,000円高いのは痛い。それでも、徒歩キャンプとワンルーム暮らしでは、収納の小ささにお金を払う価値があると判断した。
購入後は、デイキャンプで4つ確認する
いきなり宿泊へ持っていくのではなく、まずデイキャンプで試したい。確認するのは次の4点だ。
- 説明書を見ながら一人で設営・撤収できるか
- 収納袋へ戻し、バックパックと一緒に運べるか
- テントを含む全荷物を背負って駅から歩けるか
- 一人で使ったときの広さと、ワンルームでの保管サイズはどうか
ここで重さや設営が無理だと分かっても、それは失敗ではない。次に選ぶ製品の条件が、ようやく自分の経験から決まる。
購入後に実際の重量、設営時間、電車移動の負担を確認できたら、レビュー記事として追記したい。
まとめ:最安値より、運びやすさと収納を選ぶ
ドーム、ワンポール、パップテントを比較すると、それぞれに良さと弱点がある。大手メーカーの製品も、軽い物は高く、価格を抑えた物が必ず軽いわけではなかった。
未経験の俺には、スペックを見ても本当の使いやすさまでは分からない。
それでも今回は、BDK-03より約4,000円高くても、約200g軽く、収納時の長さが約15cm短いBUNDOK BDK-18を買う。
この選択が正しかったかは、背負ってキャンプ場へ行かなければ分からない。購入後は、設営のしやすさと電車移動の現実を正直に書きたい。