最近、コーヒーがうまい。
俺はバカ舌なので、飲んでも豆の種類や産地までは分からない。それでも、だいたいうまい。
そんな俺が最近思うのは、タバコを吸うための休憩が認められるなら、コーヒーを飲むための休憩も同じように認めてほしいということだ。
結論|休憩の理由ではなく、時間と仕事への影響で判断してほしい

俺は、タバコ休憩を禁止してほしいわけではない。
仕事の途中で少し席を離れ、気持ちを切り替える時間が必要なのは分かる。ずっとパソコンの前に座っていても、集中力が永遠に続くわけではない。
ただ、同じ数分の離席でも、タバコなら自然に見えて、コーヒーだとサボっているように見えるのは納得しにくい。
見るべきなのは、手に持っている物ではない。
- 何分席を離れているか
- 一日に何回休憩しているか
- 忙しい時間に仕事を残していないか
- 周囲へ負担をかけていないか
この条件が同じなら、タバコでもコーヒーでも、少し外の空気を吸うだけでも扱いは同じでいいと思う。
休憩に必要なのは喫煙理由ではなく、仕事へ戻る意思である。
最近、コーヒーがうまい

少し前まで、俺にとってコーヒーは眠気を覚ますための飲み物という印象が強かった。
ところが最近は、普通に味がうまいと思うようになった。
どの豆を使っているのか。浅煎りなのか、深煎りなのか。酸味と苦味のバランスがどうなのか。
そんなことは分からない。
飲んでみて、「これはコーヒーだ。うまい」と思う。それで終わる。
舌の解像度は低いが、満足度は高い。コーヒー側も、詳しくない客にここまで喜ばれれば悪い気はしないはずだ。
種類を語れなくても、温かいコーヒーを飲んで一息つく時間は好きになった。
だからこそ、その数分を「休憩」として堂々と使えたらいいと思っている。
タバコ休憩には、席を離れる理由が最初から用意されている

タバコを吸う人は、喫煙所へ行くために席を立つ。
喫煙できる場所が限られている以上、その場で吸うわけにはいかない。席を離れる理由が明確なので、周囲も「ああ、タバコか」と理解しやすい。
一方、タバコを吸わない人がコーヒーのために席を離れるとどうなるか。
もれなく事務員に「暇なの?」と聞かれる。というか、俺は聞かれた。
コーヒーならデスクでも飲める。わざわざ休憩する必要はない。だから暇だと見られてしまったのだろう。
俺が欲しいのは水分だけではない。
一度画面から目を離し、立ち上がり、コーヒーを飲んでぼーっとする。俺は、頭を切り替える数分が欲しいだけなんだ。
デスクで資料を見ながら飲んだコーヒーは、飲み物ではあっても休憩になっていない。口は休んでいるが、頭は勤務中である。
タバコを吸わない人は、座り続けるほど真面目なのか

タバコを吸わない人は、喫煙所へ行く用事がない。
仕事が続いていれば、そのまま席に残ることになる。気づけば、タバコ休憩から戻ってきた人より長くパソコンの前にいることもある。
もちろん、席にいる時間が長いから仕事をしているとは限らない。
画面を見ながら別のことを考えているかもしれないし、同じ文章を何度も読み直しているかもしれない。俺の場合、真剣な顔でモニターを見ていても、頭の中では夕飯を考えていることがある。
座っている姿だけなら、かなり働いている。
それなら数分間コーヒーを飲み、頭を切り替えてから戻るほうが、結果的に仕事が進む日もあると思う。
休憩を取らずに席へ残ることと、真面目に働くことは同じではない。
法律上の休憩と、数分のタバコ休憩は分けて考える

法律上、会社は従業員に労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければならない。
これは労働基準法で定められた休憩である。
今回話しているタバコ休憩やコーヒー休憩は、昼休みなどとは別に、勤務中に数分だけ席を離れる話だ。
会社や職場によって運用は違うため、「コーヒー休憩は法律上の権利だから認めろ」と言うつもりはない。
ただ、職場の運用としてタバコ休憩が黙認されているなら、タバコを吸わない人にも同程度の短い休憩を認めるほうが公平ではないだろうか。
タバコだけを特別扱いする理由は、少なくとも俺には分からない。
コーヒー休憩なら何回でも許される、という話ではない

コーヒー休憩を認めてほしいと言っても、一時間ごとに喫茶店へ行きたいわけではない。
仕事を放置して長時間戻らなければ、飲んでいる物がコーヒーでもタバコでも問題になる。
電話対応が必要な時間や、誰かと約束した仕事があるときに、勝手に席を離れるのも違う。自分の休憩によって、別の人が仕事を引き受ける状態は避けるべきだと思う。
だから、短い休憩を認めるなら、次のような基準を全員に共通させればいい。
- 一回の休憩時間を長くしすぎない
- 忙しい時間や対応中は避ける
- 離席中の仕事を誰かへ押し付けない
- 回数が多くなりすぎない
タバコを吸うかどうかではなく、仕事への影響で判断する。
このほうが単純で、吸わない人も不公平を感じにくい。
喫煙者からタバコ休憩を奪いたいわけではない

タバコ休憩の話をすると、「喫煙者を休ませるな」「全面禁煙にしろ」という方向へ進みやすい。
俺が言いたいのは逆である。
タバコを吸う人が短い休憩で頭を切り替えられるなら、吸わない人にも同じ選択肢があっていい。
コーヒーを飲む。水を飲む。少し歩く。窓の外を見る。
何をするかは本人が決めればいい。
全員の休憩を減らして平等にするより、仕事へ支障が出ない範囲で、全員が短く休めるほうがいいと思う。
喫煙者と非喫煙者が争っても、仕事が楽になるわけではない。
争う元気があるなら、その力で俺はコーヒーを入れたい。
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コーヒーの種類は分からなくても、休憩したことは分かる

俺はコーヒーの詳しい味を説明できない。
飲み比べても、「こっちもコーヒー。あっちもコーヒー。両方うまい」で終わる可能性が高い。
それでも、仕事の途中で一度手を止めて飲むと、休憩した感覚は残る。
重要なのは、豆の産地を当てることではない。数分後に席へ戻り、もう一度仕事を始められることだ。
コーヒーを語る能力はなくても、コーヒーに助けられることはある。
最近うまいと感じるようになった俺にとって、コーヒー休憩は小さな楽しみであり、仕事を区切るための理由にもなる。
どうやらコーヒーは身体に良い…らしい。

あくまで諸説なんだけど、コーヒーは身体に良いらしい。
- 糖尿病の予防
- 脂肪燃焼
- 肥満防止
- 生活習慣病の予防
- 死亡リスクの低下
- 集中力アップ
- リラックス効果 etc
ネットで調べると、もしかして、コーヒーって健康食品なの?って疑うくらい良いことが書いてある。諸説はあるものの、適量つまりは飲みすぎなければ、たぶん身体に良いと思われる。
水でも健康食品でも、大量に飲み食いすれば身体に悪いのは当たり前だし、過ぎたるは猶及ばざるが如し、みたいな感じなんだろう。良薬口に苦し、というけど俺にとってコーヒーは旨い。つまり、旨い薬。やったぜ。
ただし、コーヒーに含まれるカフェインには中毒性・依存性があるため、あまりにも飲みすぎるとカフェインが無いと覚醒できない身体になる可能性がある。
俺はまだそこまで達してはいない。…たぶん。
まとめ|タバコ休憩があるなら、コーヒー休憩も同じ基準でいい

タバコ休憩が認められている職場なら、タバコを吸わない人にも同程度の短い休憩を認めてほしい。
コーヒー休憩だけを特別に優遇してほしいわけではない。
休憩時間、回数、仕事への影響を同じ基準で判断してほしいだけだ。
俺はコーヒーの種類までは分からない。味の説明もできない。
それでも、コーヒーがうまいことと、一度席を離れたほうが頭を切り替えやすいことは分かる。
舌は違いを判別できなくても、不公平は判別できる。
タバコを吸う人が一服するなら、俺もコーヒーを一杯飲みたい。
それくらいの休憩が認められる職場のほうが、俺は働きやすい。