スマホのアラームで目は覚める。でも、起きられない。音を止めて、ベッドの上でスマホをいじって、そのまま二度寝。目を覚ますところまでは成功しているのに、そこから先は失敗に終わっている。
そんな俺が使っているのが、セイコーの大音量目覚まし時計「RAIDEN(ライデン)」RAIDENを使い始めて12年になるが、使い始めてから遅刻をしたことはない。
スマホにもアラームがあるのに、わざわざ目覚まし時計を使い続けている理由を書く。
スマホのアラームは、止めた後もベッドに戻れる

俺は、スマホのアラームがまったく聞こえないわけではない。
一度は目が覚める。ただ、布団にもぐってしまえば、音はそこまで気にならなくなる。手を伸ばして止められるなら、ベッドから出る必要もない。
さらに、アラームを止めた後も、手にはスマホが残る。SNSを見たり、適当に画面を眺めたりしているうちに、そのまま二度寝したこともあった。
アラームを止めたことと、起きたことを同じ扱いにしていた。 ベッドの上でスマホを触っているだけなのに、一仕事終えたような顔をしている。まだ何も始まっていない、俺の朝。
スマホをベッドから離せばいい、という考え方もある。それも分かる。ただ、俺の場合はスマホを取りに行っても、それを持ってベッドに戻れてしまう。
音を止めるために手に取った物が、そのまま布団の中で暇をつぶす道具になる。スマホの便利さが、朝だけは余計だった。
RAIDENは、最小音量でも爆音

俺の使っている大音量目覚まし時計NR531Kは、大音量の電子音アラームを備えた目覚まし時計だ。
12種類のアラーム音を選べて、音量は「大・小」の2段階に切り替えられるうえに、スヌーズ機能も付いている。人の眠りを覚ますことだけに特化した目覚まし時計だ。
俺は音量を「小」にして使っている。 それでも十分うるさい。自分が使ってきたスマホの最大音量のアラームよりも、こちらの最小音量のほうが大きく感じる。
スマホの機種やアラーム音でも変わると思う。ただ、少なくとも俺には、最大音量へ上げる必要がない。
スマホの音なら布団にもぐってやり過ごせても、RAIDENはそうもいかない。「うるさい。早く止めたい」という気持ちになる。
優しく朝を知らせてくれる感じではない。でも、俺が求めていたのは、気持ちよく二度寝できる朝ではなかった。
目覚まし時計は、ベッドから数歩離れた棚に置く

大事なのは、寝たまま手を伸ばしても届かない場所に置くこと。 音を止めたければ、ベッドから出て、棚まで歩く必要がある。
俺は「朝になったら気合で起きる」という方法を信用していない。起きるつもりでアラームを設定したのに、朝には自分で止めてしまうからだ。夜の俺と朝の俺で、方針は同じではない。
そこで、気持ちが変わっても、止めるためには立たなければいけない場所に置いている。

加えて、鳴り続けていると「隣の部屋からクレームが来るかもしれない」という心配も浮かぶ。実際に苦情を受けたという話ではないが、あまりにも大音量なのでうるさいから早く止めなければ、という俺の心理だ。
もちろん、周囲に聞かせるために鳴らすわけではない。集合住宅で使うなら、必要以上に音量を上げず、起きたらすぐ止めたい。自分一人を起こすのに、隣人まで巻き込むつもりはない。
目覚まし時計には、目覚まし以外の余計な機能が無い

スマホと目覚まし時計の違いは、アラームを止めた後にもある。
スマホなら、そのままSNSや動画を見られる。ベッドへ持ち帰って、もう少し横になったまま過ごすこともできる。
一方、目覚まし時計を止めた後に、時計を持って布団へ戻り、何かを見続ける用事はない。アラームを止めれば、とりあえず時計の前でやることは終わる。
目覚まし時計にはスマホのように、触り続ける理由が出てくる機能はない。

機能が多ければ、いつでも便利というわけではない。少なくとも朝の俺には、起こす役割しかない目覚まし時計のほうが合っていた。
アラームを止めた後の行動をルーティン化する
アラームを止めた後、俺はトイレ・洗面所へ行く。その後は電気ケトルでお湯を沸かし、コーヒーの準備をしながら朝食を作る。
- RAIDENが鳴る。
- ベッドから出て、棚まで歩いて止める。
- トイレ・洗面所へ行く。
- お湯を沸かして、コーヒーと朝食を準備する。
目覚まし時計の前で「さて、起きるかどうするか」と考え続けるより、次の行動をルーティン化して脳死で体を動かしながら徐々に身体も目覚めさせる。
ベッドから出るところを時計に手伝ってもらい、その後は朝の準備へ進む。
朝のお湯を用意する電気ケトルも、長く使っている道具の一つだ。一人暮らしで電気ポットではなくケトルを使う理由の記事は下記。
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電気ケトルの方が電気ポットよりも優れている理由【一人暮らし】
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大音量目覚まし時計が向いている人、使いにくい人

俺のように、アラームで目が覚めても止めて二度寝してしまう人や、起きた直後からベッドでスマホを触ってしまう人には、専用の目覚まし時計を使う意味があると思う。
特に、ベッドから離れた場所へ置けるなら、音を止めるためにベッドから出るきっかけを作れる。
一方で、大きな音を出しにくい住環境では、使いにくい面もある。 最小音量でも俺には十分うるさいので、「音量を下げられるから、どの部屋でも問題ない」とは言えない。
そもそもスマホだけで起きられているなら、目覚まし時計を買い足す必要もないと思う。これは、スマホのアラームを止めた後に失敗していた俺が、使ってよかったと感じている道具だ。
大音量目覚まし時計を使い始めてから遅刻はしていない。つまり俺は12年間も遅刻をしていないことになる。そう考えると、RAIDENは十分に役目を果たしていると思う。
ただ、誰でも必ず起きられるという意味ではない。俺の場合は、起きた後の行動をルーティン化していることも大きな要因だと思う。。
朝の俺を信用するより、ベッドから出る仕組みを作る

俺は、スマホのアラームがあるのに、わざわざ目覚まし時計を使っている。スマホが不便だからではなく、便利すぎてベッドの中へ持ち帰ってしまうからだ。
RAIDENを棚に置いておけば、止めるために立つ必要がある。止めたらトイレ・洗面所へ行って、コーヒーと朝食の準備をする。
これからも、朝起きるためのアラームはRAIDENに任せるつもりだ。
夜の俺は、明日の朝はアラームなしで起きるつもりでいる。でも、朝の俺は平気でその予定を壊していく。寝起きの自分を信じず、自分の役目を果たしてくれるRAIDENを信用して俺は今日も眠る。
RAIDENは相も変わらず、少し離れた棚の上に置いてある。朝に俺をたたき起こすために。