ロボット掃除機を買ってから、床に物を置かなくなった。床に置いた物が邪魔になるなら、置く場所を変えればいい。そう考えているうちに、配線も小物もいつの間にか壁へ寄っていった。
今回はロボット掃除機の性能ではなく、掃除機が通れる床を作るために変えた収納を紹介する。
配線カバー、壁付けラック、ワイヤーメッシュ、マグネット収納。写真を見ながら、それぞれ何をどこへ移したのかを説明していく。ただし、一番大事だったのは、収納を増やす前に物を減らすことだった。
ロボット掃除機のために床を明け渡す

家具を全部なくしたいわけではない。俺が減らしたかったのは、掃除の邪魔をする床に接触している収納やコード類だ。
掃除機が自動で動いても、床に物があれば、その場所は掃除できない。だから、掃除機を使いやすくするために、自分の物の収納場所を変えることになった。
掃除を任せるために買ったのに、部屋の使い方を指導されている。俺が、掃除機に。
導入当時の記事でも、ジャージやシューズ、段ボールを床に放置する習慣がなくなったことを書いた。そこからさらに、普段の置き場所そのものを見直している。
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掃除のたびに片づけるより、普段から床に接触しない収納場所を作る。 俺の浮かせる収納は、この考え方が基本になっている。
壁掛けテレビの下は、コードと小物をまとめて浮かせる

壁掛けテレビの下には、山崎実業の「コンセントごと隠せる壁付けケーブルラック」を取り付けている。家電の配線は壁に沿わせ、配線カバーで固定している。
ここで見てほしいのは、テレビ周りの見た目だけではない。床を横切るコードを減らし、ロボット掃除機が通る場所から離していることだ。
テレビを壁に掛けても、周辺のコードが床へ垂れていれば、床は空かない。配線の通り道まで一緒に考える必要があった。
宙ぶらりんのケーブルについては見ないことにしている。ロボット掃除機が掃除できればそれでいい。
ケーブルラックの中と、床までの距離を見せる

Wi-Fiや光ケーブルなどの通信関係は、山崎実業の「コンセントごと隠せる壁掛けケーブルタワー」を使用していて、蓋を開くとそこにはケーブル地獄が広がっている。

使うときは、隠れるかどうかに加え、プラグの抜き差しや手入れができるかも見ておきたい。機器を入れる場合は、その機器とラックの説明書に従い、必要な放熱スペースを確保する。
収納の中へ入れたから終わりではなく、外へ出るコードまで床から離せているかを確認する。ラックの下に空間があっても、そこへコードが垂れていたら意味が無い。
配線カバーでケーブルを壁面に固定する

俺は壁にマスキングテープを貼り、その上から両面テープで配線カバーを固定している。今のところ、壁紙が剥がれるといった問題は起きていない。

長期間貼ったものを取り外しても跡が残らない、という確認まではできていない。
マスキングテープを挟めば、どんな壁紙でも傷まないとは言えない。 壁紙とテープの相性、設置期間でも変わるので、同じ方法を使う場合は対応する素材を確認てほしい。自己責任で。
配線カバーは、コードを壁へ押しつけるためではなく、無理なく収めるために使う。太さや本数に合ったものを選び、コードを挟んだり強く曲げたりしないようにする。
ワイヤーメッシュと家具棚

ホッチキスを壁に打ち込むだけで、簡単に壁掛け収納が完成する「壁美人」。
この壁美人を使ってワイヤーメッシュを壁に取り付け、リモコンやゲームパッドなどの小物掛けにしている。
その横には、無印良品の「壁に付けられる家具棚」を設置した。こっちはメガネと時計の置き場所だ。

何でも同じ収納へ押し込むのではなく、掛けておく小物と、置いておく小物を分けている。
玄関と冷蔵庫は、マグネットが付く面を収納に使う

玄関では、山崎実業の「マグネットキーフック&トレイ スマート」を使っている。玄関の小物を置くために床置きの棚を増やすのではなく、取り付けられる面を使う方法だ。

冷蔵庫には、ダイソーのマグネット収納も使っている。家電として置いてある冷蔵庫の面を、小物の収納場所として活用している。
ただし、見ての通り使いこなしているわけじゃない。収納する場所に対して、収納するものが少ない。ダイソーに行くたびに「これいいじゃん。買っておこう」と衝動買いをするたびに、マグネット収納が増えていった。たぶんこれからも増える。
突っ張り棚:支柱が床についているのは許す

突っ張り棚の収納は3か所に設置している。それぞれ購入した時期はまちまちで、以前の家でも使っていたものを新しい家に持ってきた。

壁へ直接棚を取り付ける収納とは違い、突っ張り式には支柱がある。棚の上に物を移せても、床との接地部分までなくなるわけではない。

この中でも室内物干し用の突っ張り棚は、約6年間使い続けている。服をかけてよし。ベルトをかけても良し。S字フックを使って、カバンの一時保管で使っても良し。
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カラーボックスと床置きのゴミ箱は、なくてもよくなった
浮かせる収納を増やした一方で、必要なくなった収納もある。代表的なのがカラーボックスだ。
以前は本と小物を入れていたが、本は電子書籍へ、小物は浮かせる収納へ移したことで、カラーボックス自体がいらなくなった。
置き方を変えたら、収納家具を一つ減らせた。 小物を壁に移すだけでなく、床にあった収納まで見直したことが大きい。
ゴミ箱を置かず、ゴミ袋をS字フックへ掛ける

床置きのゴミ箱も使わなくなった。ゴミ袋をS字フックに掛け、袋ごと浮かせている。
ゴミを入れる場所は必要だけど、袋を設置するだけの箱を置く必要まではなかった。
ビニール袋を直で吊るしているため、当然だけど蓋は無い。臭いが出る前に、すぐ捨てる。これを習慣化することで、部屋全体が臭くなることを防ぐ。
床置きの物を減らした結果、こまめにゴミを捨てる癖までつけることに成功した。ロボット掃除機様様だ。
収納を増やす前に、1年以上使っていない物を見直した

ロボット掃除機を導入するにあたって、捨てた物やメルカリで売った物は多い。
必要だと思って保管していたのに、1年以上使っていない。しかも、今後使う予定もない。そんな物たちを俺は保管し続けていた。
もちろん、使用頻度が低くても必要な物はある。でも俺が見直したかったのは、「いつか使うかもしれない」のまま、置き場所だけを使っている物だった。
物を買い、それが収まらなくなったら収納を買う。さらに物が増えたら、また収納を買う。それを続けていたら、床から壁へ移しただけで、持ち物は増え続ける。
新しい収納を選ぶ前に、そこへ入れようとしている物が本当に必要かを考える。
俺が掃除機から教わったのは、収納の増やし方だけではなかった。無駄な買い物を減らすことも、その一つだった。
最初は、掃除機の通り道を一つ空ければいい

全部を一度に浮かせなくてもいい。まずは床を横切っているコードや、床置き収納の中身を一つ確認してみてほしい。
壁へ移すほうが使いやすいのか。そもそも、その家具を持ち続ける必要があるのか。床に置いたまま使うほうがいい物も含めて考える。
俺はこれからも、ロボット掃除機のために床を空け続ける。ただ、空いた床を維持するために、収納用品を際限なく増やすつもりはない。
床が空いたら、そこへまた何か置きたくなる。その誘惑に勝つところまでが、俺の部屋の片づけだ。