疲れが取れない。眠りも浅い。そんな話をしていたら、後輩に「シャワーだけで済ませているのは人生の半分を損している」と言われた。
俺は一人暮らしを始めてから、普段は湯船につからず、シャワーで済ませてきた。お湯をためればガス代と水道代がかかる。一人のために浴槽いっぱいのお湯を用意するのが、もったいないと思っていた。
それでも、身体の調子が気になってきたので、健康のために入浴を始めたことを報告していく。
36歳の身体はボロボロ

一人暮らしでは、お湯をためても入るのは俺一人だ。
家族で順番に使うわけではないので、湯船につかるための費用がそのまま俺一人の財布にのしかかる。
身体を洗うだけならシャワーで済む。それなら、わざわざお湯をためなくてもいい。今までの俺は、そう考えていた。
ただ、最近は疲れが取れにくく、眠りの浅さも気になっていた。
異動前は日勤と夜勤が混在し、寝つくまでの時間もばらばらだった。夜中に起きることも、そもそも眠れないこともあった。しかし、移動後は夜勤が無くなり、生活リズムが整ってきたことを感じる。
-
-
【2026年9月報告】自分のために生きると決めた。でも、身体はボロボロ
続きを見る
-
-
【36歳会社員】東京から千葉へ転勤|給料は上がる。でも準備は約1か月
続きを見る
節約できているかは気にするのに、自分がちゃんと休めているかは後回し。 今の生活を考えると、お湯代をケチって健康を犠牲にしてきたように感じる。
俺は人生の半分を損していた。らしい

後輩から言われたのが、「シャワーだけで済ませているのは人生の半分を損している」という言葉だった。
湯船につかるとよく眠れるし、健康にもいいらしい。もちろん、これは後輩の勧めであって、入れば必ず健康になるという話じゃないことは分かっている。
それにしても、人生の半分は大きい。ガス代を惜しんでいたら、ずいぶん高いものを失っていたらしい、後輩の計算では。
-
-
【一人暮らし】節水シャワーヘッドは効果ある?実際に使って分かった節約効果とデメリット
続きを見る
俺にとっては、その言葉が試すきっかけになった。大きな買い物をするわけでもない。まずは家の湯船にお湯をためて、入ってみることにした。
風呂上がりに眠気が来るように感じた

今のところ、3日間、毎日湯船につかっている。
42℃のお湯を張り、約15分湯船につかり、入りながらスマホをずっといじる。
風呂から上がって30分ほどすると、眠気が来る感覚がある。その流れで寝るようになり、朝起きたときもすっきりしていると感じる。
以前は家に帰ってくることもバラバラだったので、比較することはできない。
今言えるのは、風呂上がりに眠気が来て、そのまま寝る流れができ始めたということだ。まだ3日だけど、もう少し続けてみたいと思える変化だった。
入浴のメリット

| 疲労回復・血流促進 | ・体が温まると血管が広がり、血流が良くなる ・全身に酸素が行き渡り、疲労物質・老廃物が排出されやすくなる ・筋肉や関節の緊張がほぐれ、肩こりや腰痛が和らぐ |
| むくみ解消 | 静水圧作用で体に圧力がかかり、血液やリンパが心臓に押し戻される |
| 睡眠の質が向上 | 就寝の1〜2時間前(約90分前)に38〜40℃のぬるめのお湯に浸かると、 深部体温がスムーズに下がり、質の良い眠りに入りやすくなる |
| リラックス効果 | 体重を支えている筋肉や関節が重力から解放され、心身ともに深くリラックスできる |
| 自律神経が整う | ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで副交感神経が優位になり、日中の緊張やストレスが和らぐ |
| 長期的な健康リスクの低下 | 毎日湯船に浸かる習慣がある人は、週に数回以下の人に比べて要介護率や脳卒中・心筋梗塞、認知症などのリスクが低下する |
入浴と眠りの関係を調べると、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、就寝の約1〜2時間前に入浴して身体を温めることが、入眠しやすさにつながると説明されている。
ここまでで分かることは、とりあえず風呂に入っておけば健康に近づきそう、ってことだ。確かにこれなら、「風呂に入っていないと人生の半分を損している」という言葉も間違っていない気がする。
実際に俺は入浴後30分ぐらいで眠くなっているし、以前に比べて朝の寝覚めは格段に良くなっている。俺は人生の半分を損していたのかもしれない。
プロパンガスの湯張りは、1回いくらになるのか

今の家はプロパンガスだ。入浴を始めてからの請求額はまだ分からないので、毎日入浴をした際のコストを試算にする。
計算方法は中部電力ミライズの解説を参考にした。単価は比較しやすい仮の数字を使った。自宅の契約単価や実際の湯量のことはいったん無視する。
| 試算の条件 | 仮定した数値 |
|---|---|
| 浴槽へためる量 | 200L |
| 水温 → 湯温 | 20℃ → 40℃ |
| LPガスの発熱量 | 24,000kcal/m³ |
| 給湯効率 | 80% |
| ガスの従量単価 | 700円/m³と仮定 |
| 上下水道の従量単価合計 | 300円/m³と仮定 |
ガス代は「200L × 温度差20℃ ÷(24,000 × 0.8)× 700円」で、約146円。上下水道代は「0.2m³ × 300円」で60円になる。
この条件なら、浴槽1杯の湯張りは約206円。30日なら約6,180円だ。
これは基本料金、追いだき、保温、身体を洗うシャワー、給湯器の電気代を含まない。水温が低くなったり、ガスの単価や湯量が増えたりすれば、湯張りの費用も上がる。同じ仮定で20℃の水を42℃まで温めるなら、上下水道込みで約220円になるので、おおむね200円と考えておけば良さそう。
風呂は命の洗濯

湯船につかり始めて、まだ3日。眠りに関する実感はあるけど、これで疲れが全部取れるようになったわけじゃない。
それでも、風呂から上がって眠気が来て、その流れで寝る。朝もすっきりしたと感じる。今の俺には、それだけでも続けてみる価値を感じている。
これからは、温度や時間を無理のない範囲で調整しながら、健康と費用を見ていきたい。しばらくは毎日風呂に入ってみるつもりだ。
後輩の言う「人生の半分」が戻ったかどうかは、まだ分からない。ただ、お湯代を惜しむ前に、自分の健康のために何が必要かを考えるようにはなった良い機会を貰ったと思っている。