前回、河原でマットを使わずに横になった俺は、背中へ石が刺さる痛みを知った。
寝袋があっても、地面が硬ければ宿泊は厳しい。そこで購入したのが、3,300円のFIELDOOR ウルトラライト エアマットである。
身長175cm・体重90kgの俺が、氷川キャンプ場の河原で一晩使ってみた。安いエアマットで石を防げたのか、寝返り、底付き、底冷えまで正直に書いていく。
結論|河原の石は防げた。ただし、マットから落ちた俺までは守れない

先に結論を書く。
仰向けでエアマットの上に収まっている間は、河原の石が背中へ当たらなかった。
体重90kgでも、全身を預けて寝る使い方なら地面の硬さをかなり軽減できた。前回のマットなしとは明らかに違う。
ただし、何も問題がなかったわけではない。
| 確認した項目 | 俺の評価 | 実際に使った感想 |
|---|---|---|
| 河原の石への対策 | ○ | 仰向けでは背中に当たらなかった |
| 体重90kgでの使用 | ○ | 全身を預ければ底付きしなかった |
| 手をつく・座る | △ | 一点に荷重が集中すると深く沈んだ |
| 横幅 | △ | 寝返りで地面へ落ちた |
| 一晩の空気保持 | ○ | 朝まで空気は抜けなかった |
| 底冷え | △ | 地面からの冷気を感じた |
| 設営・撤収 | ○ | 空気入れ1~2分、片付け約3分 |
| 持ち運び | ○ | 約500gで徒歩でも負担を感じにくい |
石の痛みを防ぐ道具としては使えた。しかし、快眠に必要な横幅、断熱、枕までは解決しなかった。
3,300円で完璧な寝室が完成するわけではない。当たり前だけど、河原で一晩寝るまで俺は少し期待していた。
FIELDOOR ウルトラライト エアマットを3,300円で購入した

俺が購入したのは、FIELDOORのウルトラライト エアマットである。
今回使った製品の情報をまとめると、次のようになる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | FIELDOOR ウルトラライト エアマット |
| 購入価格 | 3,300円 |
| 使用時サイズ | 約190cm×58cm×5cm |
| 収納時サイズ | 直径約10cm×22cm |
| 重量 | 約500g |
| 素材 | 40Dリップストップナイロン |
| 加工 | 撥水加工・TPUコーティング |
| 空気の入れ方 | 口で吹き込む |
| 付属品 | リペアシート2枚 |
俺がこの商品を選んだ一番の理由は、安さと軽さだった。
徒歩と電車でキャンプへ行くため、寝心地だけを優先して大きなマットを持つのは難しい。3,300円なら、初めての一枚として試しやすかった。
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氷川キャンプ場の河原で一晩使った
使用場所は、奥多摩にある氷川キャンプ場である。
テントサイトは河原の砂利にあるフリーサイト。前回、デイキャンプをした川井キャンプ場と条件はほぼ同じ。場所も同じ奥多摩だ。
以前、河原でマットを使わずに横になったときは、背中に石が当たって痛かった。寝袋だけで何とかなる地面ではないと俺は強烈に感じた。
テント内にFIELDOORのエアマットを敷き、その上で仰向けになる。
すると、背中へ石は当たらなかった。
エアマットが地面との間に層を作り、石の凹凸を受け止めてくれる。少なくとも、河原の硬さを直接受けないという目的は達成できた。
安いから気休め程度だと思っていたが、マットなしとの差は大きい。河原で寝るなら、3,300円でもマットはあったほうがいい。
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体重90kgでも寝られたが、一点に荷重をかけると底付きする

俺の身長は175cm、体重は90kgである。
仰向けで寝ると、体重が背中、腰、脚へ分散する。その状態なら、身体が地面へ着くほど沈み込むことはなかった。
一方、エアマットへ手をついたり、座ったりすると話が変わる。
荷重が一か所へ集中し、マットが深く沈む。手や尻の下に地面の感触が伝わった。

体重90kgだから使えないわけではない。ただし、寝具として全身を預ける使い方と、座布団のように一点へ体重をかける使い方は別だった。
テント内で立ち上がるときも、手や膝へ急に荷重を集中させないほうがいい。河原では下に石があるため、沈んだ部分に鋭い石があれば破損も心配になる。
今回、一晩使っても空気は抜けなかった。少なくとも初回使用では、朝まで厚みを保っていた。
横幅58cmは、寝返りを打つ俺には狭かった

長さより気になったのは、横幅だった。
横幅は約58cm。仰向けで動かなければ収まるが、寝返りを打てる余裕は大きくない。
夜中、俺は寝返りを打ってマットから地面へ落ちた。
その瞬間、河原の石が身体へ刺さった。痛くて目が覚めた。

エアマットは石を防いでくれた。ただし、エアマットから落ちた人間までは防いでくれない。
寝相が良く、仰向けで眠り続けられる人なら問題になりにくいかもしれない。俺のように寝返りを打つ人や、体格が大きい人は、購入前に横幅を確認したほうがいい。
幅の広いマットを選べば落ちにくくなる。その代わり、重量と収納サイズは増えやすい。
徒歩キャンプでは、寝床を広くすると荷物も大きくなる。家なら迷わず広い布団を選ぶが、その布団を背負って奥多摩まで行く気にはなれない。
厚みがあっても、底冷えは防げなかった

石の痛みは軽減できたが、地面からの冷気は感じた。
表面には複数のエアセルが並び、空気が入っていない接点部分もある。俺が一晩寝た感覚では、マット全体が均一な空気の壁になるわけではなく、FIELDOORのエアマット単独では底冷えして少し寒かった。

キャンプマットの断熱性能は、厚みだけでなく熱抵抗を示すR値が判断材料になる。ASTMにも、キャンプ用マットの熱抵抗を比較する試験規格がある。
次回は、エアマットの下に銀マットを敷いてみたい。
断熱材を一枚追加すれば、地面から伝わる冷気を軽減できる可能性がある。河原の石からエアマットを守る意味でも安心感が増す。
ただし、銀マットを追加すれば荷物も増える。
軽さを優先すると寒い。暖かさを求めると荷物が増える。徒歩キャンプは、背中とリュックのどちらへ負担をかけるか決める作業らしい。
銀マットを重ねた結果は、実際に試してから追記する。
空気入れは1~2分、片付けは約3分で終わった

設営は簡単だった。
今回はポンプを使わず、口で空気を入れた。膨らむまでにかかった時間は1~2分ほど。


片付けは、バルブを開けて空気を抜き、畳んで収納するだけである。約3分くらいで終わった。
| 作業 | かかった時間 |
|---|---|
| 口で空気を入れる | 約1~2分 |
| 空気を抜いて畳む | 約3分 |
エアマットの準備だけで疲れることはなかった。撤収時も、他の荷物を片付けながら空気を抜けばいい。
一晩使った後も空気は残っていたため、途中で起きて入れ直す必要はなかった。
約500gで、徒歩キャンプでも持ち運びやすい

収納サイズは、2Lペットボトルの半分くらいの大きさ。リュックへ入れても、持ち運びには苦労しなかった。
徒歩キャンプでは、一つひとつの道具が軽くても、集まると重くなる。

テント、寝袋、マット、水、着替え。全部を自分で運ぶため、マットだけで数kgあると厳しい。
約500gで河原の石を防げたことは、この商品の一番分かりやすい長所だった。
車で移動し、寝心地を最優先できるなら、もっと幅が広くて厚いマットも選べる。俺のように徒歩と電車で移動するなら、この軽さと収納性には意味がある。
発泡素材のマットのように、リュックの外側へ固定する必要もなかった。電車移動では、荷物が横へ広がらず、リュックの中へ収まるだけでも扱いやすい。
一晩では耐久性を判断できない。穴が開く前提で点検する

今回、一晩使用しても空気は抜けなかった。
ただし、俺が確認できたのは一回だけである。これだけで「穴が開きにくい」「長く使える」とまでは言えない。
エアマットは、小さな穴でも空気が抜ければ寝具として使いにくくなる。特に河原では、テントの下に鋭い石が隠れている可能性がある。
外へ持ち出す前に一度自宅で膨らませ、しばらく置いて空気が抜けないか確認したほうがいい。設営前には大きく尖った石を避け、付属するリペアシート2枚も一緒に持っていく。...と思ったらリペアシートが無くなっていた。たぶんキャンプ場に忘れてきた。悲しい。
一晩空気が抜けなかったことは確認できた。しかし、耐久性の結論はまだ出せない。
今後も使い、空気漏れやバルブ、生地の状態に変化があれば追記する。
枕は別に必要だった。今回はリュックで代用した

マットを買えば寝床が完成すると思っていたが、横になってから枕がないことに気づいた。
今回はリュックを枕にして寝た。代用品としては使えたが、やはり枕は欲しかった。
エアマットは背中と地面の間を作ってくれる。しかし、頭の高さまでは作ってくれない。

次回へ向けて欲しい物は、銀マットと枕。快適にするほど、荷物は順調に増えていく。
キャンプ道具を軽くするためにウルトラライトのマットを買ったのに、その下と上へ別の道具を追加しようとしている。徒歩キャンプの荷物が減らない理由が少し分かった。
3,300円なら、初めて買うエアマットとして十分だった

不満はある。それでも、3,300円で再び買うかと聞かれたら、俺は買う。
理由は単純で、河原の石を直接受けずに横になれたからだ。
特に、次のような人には選択肢になると思う。
- 初めてエアマットを買う人
- まずは安い製品で試したい人
- 徒歩や電車でキャンプへ行く人
- 荷物をできるだけ軽く、小さくしたい人
- 自宅で来客用の簡易寝床にも使いたい人
反対に、次の条件を重視する人は、横幅の広い製品や断熱性能が明示された製品も比較したほうがいい。
- 寝返りをよく打つ
- 身体が大きく、幅58cmでは不安がある
- 寒い時期にも一枚で使いたい
- 底冷えをできるだけ避けたい
- 車移動で、重量や収納サイズを優先しなくていい
安くて軽い代わりに、横幅と断熱性には割り切りが必要だった。
来客が家に泊まるときの簡易寝床としても使える。室内なら河原の石も底冷えもなく、今回より穏やかな仕事をしてくれるはずだ。
ただし、河原で底冷えを感じた以上、寒い床でこれ一枚あれば十分とは考えていない。防災用にする場合も、寝袋や毛布、断熱用のマットと組み合わせる前提になる。
まとめ|石は防げた。次は銀マットと枕を追加したい

FIELDOOR ウルトラライト エアマットを、氷川キャンプ場の河原で一晩使った。
身長175cm・体重90kgの俺でも、仰向けで寝ている間は背中へ石が当たらなかった。空気も朝まで抜けず、口で1~2分ほどで膨らみ、片付けは約3分。公式表記で約500gなので、徒歩での持ち運びにも苦労しなかった。
一方、手をついたり座ったりすると深く沈む。横幅約58cmのマットから寝返りで落ち、石が身体へ刺さって目が覚めた。エアマット単独では底冷えも感じ、枕も別に欲しくなった。
それでも、3,300円なら初めてのエアマットとして十分だと思う。
河原の石を防げるのか。答えは、マットの上にいる限りは防げる。
次回は銀マットと枕を追加して、もう一度寝てみたい。
快適性は上がるはずだ。荷物も増える。
俺のキャンプ装備は、経験と一緒に少しずつ重くなっている。