ジムへ行く日は、会社にトレーニングウェアと靴を持っていく。
そこで邪魔になるのが靴だ。普通のスニーカーは意外とかさばる。
俺がジム用に使っているのは、ワークマンの「建さん作業靴Ⅱ」。販売価格は780円でインフレにより値上げ商品が増える現代日本において、あってはいけない金額だと思っている。
しかも俺はこのシューズを約4年間ほど使ってきた。すでに元は取りすぎている。
今回は、作業靴を履いて筋トレする36歳会社員が、サイズ感、実際の重さ、耐久性、専用シューズではない弱点を正直に書いていく。
結論|780円なのに十分な性能・耐久性を持っている

結論から言えば、会社帰りにウェイトトレーニングをする俺には、建さん作業靴Ⅱが合っている。
理由は次の4つ。
- 販売価格が780円
- 薄くてバッグに入れやすい
- 片足約220gで持ち運びの負担が小さい
- 靴底が薄く、足元が安定しやすい
俺は筋トレガチ勢ではない。週2~3回、フリーウェイトを含む筋トレができれば満足である。
競技用の本格的なシューズまでは必要ない。ただ、会社へ持っていく以上、重くて大きな靴は避けたい。
建さん作業靴Ⅱは豪華ではない。見た目も無骨で、名前どおり作業靴である。
それでも、780円で俺が必要とする仕事をしている。
建さん作業靴Ⅱは、ワークマンの軽快作業靴

建さん作業靴Ⅱは、ワークマンが販売している作業靴だ。
コンセプトは「素足感覚で履ける軽快作業靴」らしい。当然だけど、ジム専用やウェイトトレーニング専用として販売されている商品ではない。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 建さん作業靴Ⅱ |
| 商品番号 | K1007W |
| 販売価格 | 780円 |
| 素材 | 綿・合成ゴム |
| カラー | 白・黒・紺 |
| シーズン | オールシーズン |
名前だけを見ると、完全に作業現場で履く靴である。しかし俺が働かせている場所は、工事現場ではなくジムだ。
780円を維持できるのは、長く売れている定番商品だから

建さん作業靴Ⅱは、セールなどで一時的に安く売られている商品ではない。通年で780円で売っている狂った商品だ。
発売されて16年が経過し、累計販売数は850万足。年間でも約50万足が売れている、らしい。こんなんベストセラーに選ばれないわけがない。
作業靴は流行による入れ替わりが少ない。仕事で使えば破損・劣化に伴い買い替える人も多い。長期間にわたって安定した数量を生産できるため、生産効率を高めやすいことが、1,000円以下の激安価格を維持できる背景があるのかもしれない。
俺も最初は、780円だから長く使えなくても仕方ないと思っていた。しかし、いつのまにか俺は約4年も建さん作業靴Ⅱを使っていた。ジムで。
俺が約4年間使えているのも、安さだけを優先した靴ではないからだと思う。
普段28.5cmの俺は、28cmを選んだ

俺が普段履いている靴のサイズは28.5cm。建さん作業靴Ⅱは、0.5cm小さい28cmを選んだ。
横幅に余裕があり、綿素材も柔らかい。ウェイトトレーニングで足元を安定させるなら、俺の場合は普段より0.5cm小さいくらいがジャストフィットだった。
厚手の靴下を履いても窮屈には感じない。靴紐がないので、履き口へ足を入れるだけで脱ぎ履きもかなり楽である。
ただし、足の幅や甲の高さは人によって違う。建さん作業靴Ⅱはワークマンの実店舗で試着できるので、最寄りに店舗があるなら、普段のサイズと履き比べたほうがいい。
薄いから、ボストンバッグの中で邪魔になりにくい

会社帰りにジムへ行くとき、俺はボストンバッグを持って出勤する。
バッグへ入れている物は次の5つ。
- Tシャツ
- ジョガーパンツ
- 建さん作業靴Ⅱ
- タオル
- 空の2Lペットボトル
荷物の重さは、バッグを含めて約2kgある。ただでさえ通勤時の荷物が増えるので、靴まで大きいと持っていくのが面倒になる。
建さん作業靴Ⅱは生地と靴底が薄く、折り畳むようにしてバッグへ入れられる。一般的なスニーカーのように形を保たないので、ウェアと一緒に押し込んでも場所を取りにくい。


会社帰りにジムへ行くための靴は、性能だけでなく、持っていくのが嫌にならない大きさも重要だと思う。
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片足約220g|以前の靴より重いのに、持ち運びやすい

建さん作業靴Ⅱの重さは、片足約220g、両足で約440g。
以前ジムで使っていたNumberのランニングシューズは片足約200g。実は、建さん作業靴Ⅱのほうが片足約20g重い。

軽いと思って使っていたが、測ってみると以前の靴より重かった。俺が感じていた持ち運びやすさは、重量よりも、靴を平たく折り畳めることの影響が大きかったらしい。
ジムへ到着すれば、靴の軽さなんて大した問題ではない。
問題は、朝から会社へ持っていかなければならないことだ。
重い荷物を持ってきたのにジムへ行かなかったら、何のために損をしたのか分からなくなる。その強制力を残しつつ、通勤の邪魔にもなりにくい。
靴底が薄く、ウェイトトレーニングで足元が安定しやすい

建さん作業靴Ⅱは、ウェイトトレーニングに向いていると俺は思う。
クッションの厚い靴と比べると、足裏と床の距離が近い。スクワットやデッドリフトなどで踏ん張ったときも、靴底が大きく沈み込む感覚が少ない。
合成ゴムの靴底で、ジムの床で滑りにくく、高重量を挙げる際に地面から力を伝えやすい。
もともとは脚立や床の感覚が重要になる作業現場を想定した設計らしい。靴底は地面の感覚が伝わりやすい薄さにし、溝の形状でグリップ力を高めている。薄い靴底の負担を抑えるため、中敷きにはある程度の厚みを持たせている。その特徴が、俺にはスクワットやデッドリフトで踏ん張りやすい靴として働いているのだろう。
種目別の使いやすさの俺調べは次の通り。
| 種目 | 使いやすさ | 実際に使った感想 |
|---|---|---|
| スクワット | ○ | 靴底が薄く、足裏の感覚が分かりやすい |
| デッドリフト | ○ | ソールが柔らかく、踏ん張っても厚いクッションのように沈みにくい |
| ベンチプレス | ○ | 足を床へ置きやすい |
| ウォーキング | △ | 10~20分程度なら問題ない |
| ランニング | × | 10~20分程度なら走れるが、長時間用には選ばない |
BIG3(スクワット、デッドリフト・ベンチプレス)をするなら、ジムシューズはもう建さん作業靴Ⅱでいい。
Numberのランニングシューズと比較した

以前使っていたのは、セールで3,000円ほどだったNumberのランニングシューズだ。
| 比較項目 | 建さん作業靴Ⅱ | Numberのランニングシューズ |
|---|---|---|
| 重量 | 片足約220g | 片足約200g |
| クッション性 | 低い | 高く、走りやすい |
| 踏ん張りやすさ | 靴底が薄く、床へ力を伝えやすい | クッションが沈み、踏ん張りにくい |
| 脱ぎ履き | 靴紐がなく、かなり楽 | 靴紐を結ぶ手間がある |
| 収納 | 平たく潰せる・折り畳める | 形が崩れにくく、かさばる |
| 購入価格 | 780円 | 3,000円 |
ランニングシューズのほうが軽く、クッション性と通気性も高い。走るなら、以前の靴のほうが使いやすい。
しかし、健さん作業靴Ⅱは超コンパクト。

健さん作業靴Ⅱの重ねた高さよりも、以前使っていたランニングシューズのほうが高さがあってバックの中でかさばる。

後ろ側にランニングシューズを置いて撮影しても、ランニングシューズがはっきり目視できる。

建さん作業靴Ⅱが勝っているのは、薄い靴底による踏ん張りやすさ、収納しやすさ、脱ぎ履きの手軽さである。どちらが優れているかではなく、用途が違う。
780円なので、ジム用の靴を用意するハードルが低い

ジムへ通い始めると、ウェア、タオル、バッグ、シューズなど、細かい出費が増える。
トレーニングを続けられるか分からない段階で、高い専用シューズを買うのは少し勇気がいる。いきなりジムシューズで1万円を使っても使わずに、普段履きの靴になったら目も当てられない。
建さん作業靴Ⅱは780円。使用回数で割ると「10回使用で78円」「100回使用で7.8円」。初期投資としてはハードルが低い。
俺が通っているエニタイムフィットネスの月会費約7,000円と比べても、およそ9分の1である。
高い靴ではないが、「ジムへ持っていく靴」という役割は十分に果たしている。しかも、耐久力もあるから安物買いの銭失いにならない。
安いので最強、という話ではない。俺の使い方では、高い性能よりも、購入しやすさと持ち運びやすさのほうが重要だったというだけのお話
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約4年間、週3回使ってもまだ履けている
建さん作業靴Ⅱを購入したのは約4年前。それから週3回程度、ジムで使ってきた。
単純計算なら600回前後になる。接地する靴底は目立ってすり減っていないが、ソールの一部はボロボロになり、アッパーのゴムも伸びてきた。

作業現場で毎日使うことを前提に、摩耗へ強い綿素材を表面に採用しているので、週3回の筋トレで約4年間使っても靴としての役割はしっかり残っている。
使ったあとは陰干しするだけ。通気性があるので蒸れにくく、今のところ俺のジムシューズに関しては、においも気になっていない。たぶん。
あと1年くらいは使えそう。壊れたら、俺はもう一度購入すると思う。
価格以上に働いているジムシューズ。それが建さん作業靴Ⅱ。
建さん作業靴Ⅱは、ランニング向きではない

建さん作業靴Ⅱの薄さは、同時に弱点でもある。
靴底のクッション性は高くない。10~20分程度の室内ランなら俺は問題なく走れるが、靴紐がなく、足を固定しにくい。長時間のランニングをするためには、多分向いていない。
走ると靴の中で足が擦れやすく、擦れが増えるほど足首も疲れやすい。短時間なら使えるが、ランニングシューズとしては勧めない。
足を守るクッション性、足首のサポート、安定性を求めるなら、用途に合ったランニングシューズを選んで買ったほうがいい。
当たり前だけど、建さん作業靴Ⅱは作業靴。メーカーがジムでの安全性や競技性能を保証している商品ではない。
利用するジムの靴に関するルールを確認し、泥や汚れを落としてから使う必要もある。安い靴でも、床を汚していい理由にはならない。
建さん作業靴Ⅱが向いている人・向いていない人

実際に使ってみて、向いていると思うのは次のような人だ。
向いている人
- 会社帰りにジムへ行く
- 靴を小さくしてバッグへ入れたい
- ウェイトトレーニングが中心の人
- 脱ぎ履きに時間をかけたくない
- クッションの厚い靴より、薄い靴底が好み
- ジム用シューズの費用を抑えたい
向いていない人
- トレッドミルで長時間走りたい
- クッション性や足首のサポートを重視する
- 競技用の専門的なシューズを求めている
- 作業靴らしい見た目が気になる
- ジムで使用できる靴が細かく指定されている
780円という価格だけで全員に勧められる靴ではない。
それでも、会社帰りに持ち歩き、ウェイトトレーニングで使う俺にはベストマッチしているジムシューズだ。
近くにワークマンが無い人はAmazonで類似品を買える

もしも、行動範囲にワークマンが無い場合でも、類似品をAmazonで購入できる。
「たび靴」と検索すれば、OEM品がたくさんヒットする。
価格が若干高いので、可能な限りワークマンの実店舗での購入をオススメする。
まとめ|ウェイトトレーニング中心なら、建さん作業靴Ⅱはあり

ワークマンの建さん作業靴Ⅱは、販売価格780円の激安軽快作業靴だ。
俺も約4年間、週3回ほど使ってきた。
片足約220gで、以前のランニングシューズより約20g重い。それでも、薄く折り畳んでバッグへ入れられるため、持ち運びやすいジムシューズだ。靴底が薄く、ウェイトトレーニング中も足元が安定しやすい。
一方で、スポーツメーカーのジムシューズではないので、クッション性も高くない。ランニングや専門的な競技性能を求める人には向かないと思う。
俺が靴に求めているのは、会社へ持っていく負担を増やさず、週2~3回のウェイトトレーニング中心の筋トレで普通に使えることだ。
その条件なら、建さん作業靴Ⅱは780円で十分すぎるほど働いている。俺より安い時給なのに。