前回、川井キャンプ場へデイキャンプに行った。
河原にテントを張って横になると、石が背中に刺さり、地面の冷たさまで伝わってきた。テントがあれば寝られると思っていた俺は、開始数分で現実を教えられた。
宿泊するなら、寝袋とマットの両方が必要である。
寝袋もマットもないまま泊まっていたら、河原で朝を待つ修行になっていたと思う。ただし、俺は車を持っていない。電車と徒歩で運ぶため、暖かさだけでなく重さと収納サイズも重要になる。
この記事では、次の宿泊キャンプへ向けて寝袋とマットを比較し、実際に買う予定の組み合わせを決める。
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結論|理想は軽量装備。でも最初に買うのは安い寝袋とマット

軽さと収納性を優先した理想の組み合わせは次の2つだった。
- 寝袋:モンベル「シームレス ダウンハガー800 #3」
- マット:Big Agnes「ズームUL インシュ レギュラー」
合計約986gと軽いが、価格は62,500円。初めて宿泊する段階では高すぎるため、実際に購入するのは次の組み合わせだ。
- 寝袋:ホークギア「マミー型寝袋」
- マット:FIELDOOR「ウルトラライト エアーマット」
2つで8,300円。エアーマットの穴あき対策としてダイソーのキャンプ用マットを追加しても、寝床一式を1万円以下でそろえられる。 ホークギアは大きくて重いが、最初はコンパクトさより価格を優先する。
背負える重さ、ザックへ収まる大きさ、眠れる暖かさ、そして最初に出せる金額をセットで考える必要がある。
寝袋だけでは、河原の石と地面の冷たさを防げない

寝袋とマットは、どちらも寝るための道具だが役割が違う。
寝袋は体の周りに暖かい空気を保ち、マットは地面の硬さと冷気を和らげる。寝袋だけでは体の下側がつぶれて石と冷気を防げず、マットだけでは体の上側が冷える。
眠れなければ翌日の撤収と徒歩移動もつらい。俺にとって両方とも、快適装備ではなく宿泊の必需品である。
寝袋4製品を比較|ホークギアは安いが重い
俺調べによると寝袋は、温度表示、重量、収納サイズ、価格で比べたほうが良いらしい。
「温度表示」は使用可能温度・下限温度を表しているようで、冬キャンプなら下限温度が‐5度を選ぶ、とかそんな感じだと思う。たぶん。
いきなり寒い環境から始めるわけではないので、春から秋まで使いやすい軽量なダウン寝袋3製品と、実際に購入するホークギアの寝袋を比較する。
| 製品 | 価格 | 重量 | 収納サイズ |
|---|---|---|---|
| モンベル シームレス ダウンハガー800 #3 | 29,500円 | 589g | 直径13×26cm |
| NANGA オーロラテックス ライト350DX | 47,300円 | 730g | 直径14×27cm |
| ISUKA エアドライト290 | 39,600円 | 560g | 直径14×24cm |
| HAWK GEAR マミー型寝袋 | 5,000円 | 1,800g | 直径23×37cm |
表にすると、どれだけホークギアの寝袋が重いのかがわかる。
モンベルは価格・重量・収納サイズのバランスが良い

収納袋込み589g、収納サイズ3.0Lで、快適温度は5℃。軽量ダウン3製品では最も安く、身長175cmの俺にも対応する。価格と仕様の分かりやすさを含めると、軽量モデルでは最有力だった。
...だった。
NANGAは結露や濡れへの安心を重視したい人向け

防水透湿素材を使い、濡れへの安心を重視した寝袋。ただしモンベルより141g重く、17,800円高い。
まだテント内の結露を経験していない俺には、その差額が必要か判断しにくい。
ISUKAは軽さが魅力だが、温度表示をそのまま比べない

平均重量560gで3製品中最軽量。ただし、NANGA同様に超高い。
寝袋の何がいいのかを判断できない俺には、寝袋に1万円以上はかけたくない。
ホークギアは5,000円。ただし軽量とは言いにくい

購入予定のホークギアは5,000円。
安い。超安い。
しかし、モンベルより24,500円安い一方で、実測例では約1.6~1.8kg、直径約23×37cmと大きく、徒歩キャンプでは明確な弱点になる。
参考:重量・収納サイズの実測例
価格では圧勝、軽さでは完敗だが、最初の一泊なら安さを選ぶ。
軽量なマット4製品を比較
マットは、R値、厚さ、収納サイズを比較する。R値は断熱性の目安で、数字が高いほど地面の冷たさを伝えにくいらしい。
身長175cmの俺が全身を載せるには、長さ180cm前後が欲しい。短いマットなら軽くなるが、初宿泊から寝床まで削りたくない。
| 製品 | 種類 | 価格 | 公表重量 | 収納サイズ | R値 |
| Big Agnes ズームUL インシュ レギュラー | エア | 33,000円 | 397g | 直径10×19cm | 4.3 |
| モンベル アルパインパッド 25 180 | フォーム入り | 16,000円 | 693g | 直径16×25cm | 3.2 |
| モンベル フォームパッド 25 180 | クローズドセル | 9,460円 | 427g | 50×15×15.5cm | 2.3 |
| FIELDOOR ウルトラライト エアーマット | エア | 3,300円 | 500g | 直径約10×22cm | 公表なし |
Big Agnesは軽くて小さく、断熱性も高い

397g、直径10×19cm、R値4.3。徒歩キャンプには理想的だが、33,000円と高い。エアーマットなので、石や枝による穴あきにも注意が必要になる。
参考:Big Agnes「ズームUL インシュ レギュラー」
アルパインパッドは価格と安心感の中間

収納袋込み693g、R値3.2。Big Agnesより296g重いが17,000円安く、価格と断熱性の中間にある。ただし直径16×25cmなので、ザック内では場所を取りそうだ。
フォームパッドは壊れにくいが、収納時に大きい

427gで、穴が開いて使えなくなる心配がない。価格は9,460円だが、折りたたんでも50×15×15.5cmと大きい。ザックへ外付けできても、電車内では扱いにくい。
徒歩キャンプでは、軽いのに荷物が大きいという現象が起きる。
FIELDOORは安やすい

購入予定のFIELDOORは3,300円、約500g、収納時は直径約10×22cm。Big Agnesより約103g重いが、ザックへ入れられる大きさだ。
思いのほかFIELDOORが良い勝負をしている。...と思っていたがR値に公表が無かった。
R値は公表されていないため、断熱性は数字で判断できない。最低気温に余裕がある日に使い、寒ければ服を着こんでなんとかすることにする。
比較した結果|最初は8,300円の組み合わせを選ぶ

主な組み合わせを比べると、軽さと価格の差は大きい。
| 方針 | 寝袋 | マット | 合計重量の目安 | 合計価格 |
| 軽量・収納優先 | モンベル ダウンハガー800 #3 | Big Agnes ズームUL | 約986g | 62,500円 |
| 価格とのバランス | モンベル ダウンハガー800 #3 | モンベル アルパインパッド25 180 | 約1,282g | 45,500円 |
| 実際に買う | ホークギア マミー型寝袋 | FIELDOOR エアーマット | 約2.1~2.3kg | 8,300円 |
性能だけなら、約986gのモンベルとBig Agnesが理想だ。しかし、キャンプを続けるか分からない段階で62,500円の出費は痛い。
そこで最初は、5,000円のホークギアと3,300円のFIELDOORを選ぶことにした。エアーマットを石から守るため、ダイソーのキャンプ用マットも下へ敷く。これを加えても寝床一式は1万円以下に収まる。
重量は理想の組み合わせより1kg以上増える。徒歩キャンプ用の軽量装備を調べた結果、最初は安い道具を背負う筋力で解決することになった。
初宿泊は9~10月を予定|虫と暑さが落ち着く時期に行きたい

初宿泊は9~10月を予定している。秋口なら真夏より虫が少なく、暑さも落ち着いて寝やすいはずだからだ。
ただし、山や川沿いは夜間に冷え込む可能性がある。
ホークギアの快適温度は明確ではなく、FIELDOORのエアーマットもR値が公表されていない。「秋だから大丈夫」とは考えず、宿泊地の最低気温を直前に確認する。
予想より寒ければ、防寒着を増やすか宿泊を見送る。最初の一泊で確かめたいのは耐寒性能ではなく、普通に朝まで眠れるかである。
まとめ|寝袋は体を、マットは背中と体温を守る

河原で横になり、寝袋は体を、マットは背中と体温を守る必需品だと分かった。
性能だけなら、合計約986gのモンベルとBig Agnesが理想である。しかし最初に買うのは、5,000円のホークギアと3,300円のFIELDOOR。ダイソーの保護用マットを加えても1万円以下に収める。
初宿泊は、虫と暑さが落ち着く9~10月を予定している。現地の最低気温を確認し、まずは安い道具で朝まで眠れるか試したい。
まだ使用前なので、宿泊後はカタログの数字ではなく、河原の石と俺の背中で寝心地を確かめる。
前回はテントを張って満足した。次は、テントの中で朝まで眠れる状態を作る。