突然だけど、1年前に何を悩んでいたか覚えてる?
俺は言えなかった。
たぶん仕事や金、人間関係、将来のことで「どうしよう」と考えていたはずだ。それなのに、「1年前の今日、何に悩んでた?」と聞かれても、全然思い出せない。
あんなに悩んでいたはずなのに。
本当に1年前の記録を確認してみた

マジで思い出せなかったので、カレンダーとLINEの履歴を確認してみた。
すると、2025年9月の俺は、マッチングアプリで会った女性と揉めていたらしい。
確かに、そんなこともあった。
興味でマッチングアプリを始めた俺。結婚相手を探していた彼女。
「将来のことは考えているのか?」という内容で、なかなかに濃いやり取りをLINEでしていた。
俺は、どうやって自分の考えを伝えるか、どうすれば穏便に済むのかに頭を悩ませていた。結局、その後に別れた。
当時は大きな問題だった。何度も考え、LINEの文章にも悩んだ。
そして1年後、俺はその出来事をすっかり忘れていた。あんなに悩んだのに。
昔の俺にも、そのときなりの大きな悩みがあった

振り返ってみると、昔からずっと何かに悩んでいた。
学生のころは、「次の部活の試合に勝てるだろうか」と本気で考えていた。
好きな人ができれば、「告白して付き合ってもらえるだろうか」と悩んだ。
大学生になれば、「働きたくねぇ。社会人になりたくない」と不安になった。
社会人になったらなったで、「この繁忙期を本当に乗り越えられるのか」と考えていた。
そのときの俺にとっては、どれも大問題だった。試合の前は試合のことで頭がいっぱいだったし、告白する前は結果が怖かった。就職活動中は将来が不安で、繁忙期には「これ、いつ終わるんだよ」と思っていた。
でも今振り返ると、全部、笑い話だ。
良い結果でも悪い結果でも、今では思い出話になった

すべてがうまくいったから笑えるわけではない。
良い結果もあったし、悪い結果もあった。
試合に勝ったこともあれば、負けたこともある。自分の思いどおりになったこともあれば、ならなかったこともある。仕事だって、全部順調だったわけではない。
その瞬間は嬉しかった。その瞬間は悔しかった。その瞬間は落ち込んだ。
それでも時間が経った今の俺から見ると、人生の中の一場面に変わっている。
あの試合に勝ったか負けたかで、今の生活が大きく変わっているわけではない。あのときうまくいかなかったことも、今では普通に思い出話になっている。
あんなに怖かった未来の中で、俺は今、普通にへらへら生活している。
悩みは、目の前にあるときが一番デカい

たぶん悩みは、自分の目の前にあるときが一番デカく見える。
少し離れると小さくなる。さらに時間が経つと、「あれ? そんなことで悩んでたっけ?」となる。
学生時代の俺にとって、部活の試合は世界のかなり大きな部分を占めていた。就職活動中の俺にとっては、日に日に近づく学生生活の終わりを感じ不安になっていた。。
でも今の俺から見れば、どちらも人生のほんの一部分だ。その後にも、人生は普通に続いている。
ということは、今の俺が抱えている悩みも同じなのかもしれない。
今はデカく見えている。でも5年後の俺から見たら、「そんなことで悩んでたのか」と思うかもしれない。
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悪い結果になっても、人生は普通に続いた

昔の俺は、いつも「悪い結果になったらどうしよう」と悩んでいた。
試合に負けたらどうしよう。振られたらどうしよう。就職できなかったらどうしよう。仕事で失敗したらどうしよう。
実際、悪い結果になったこともある。それでも、人生は普通に続いた。
次の日になれば腹は減る。学校にも行く。仕事にも行く。しばらく落ち込んで、そのうち別のことを考え始める。
そして何年か経つと、笑い話になって、いつの間にか飲み会の鉄板トークになっている。
人間、意外としぶとい。
理屈では分かっている。でも普通に悩む

ここまで考えれば、答えは簡単である。
今悩んでいることも、「どうせ将来は些細なことになる」と思えばいい。必要以上に悩むことはない。過去の経験が証明している。
俺も36年生きてきて、それくらい分かってきた。
……でも、無理。
普通に悩む。
仕事で嫌なことがあれば考える。将来のことも、金のことも考える。布団に入ってから、急に思い出すこともある。
「考えても仕方ない」と分かっているのに考える。
昔の俺を見たら、「そんなに悩まなくても大丈夫だぞ」と言える。でも今の俺には、そうは思えない。頭では分かっているけど悩まずにはいられない。
人間って面倒くさい。
今の俺は、40歳と老後のことで悩んでいる

今の俺は、40歳までに資産5,000万円を作って会社を辞めたいと考えている。
36歳になり、「俺はいつまで働くんだろう」「老後はどうするんだろう」と考えることが増えた。
仕事に大きな不満はない。
しかし、このままでいいのだろうかという、言葉にしにくい不安がある。
5年後の俺は、今の俺を笑うのだろうか。
現在の俺は、こんなにも不安で悩んでいるのに。
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悩んだときは「1年後も悩んでるか?」と考える

だから最近は、悩んだときに一つだけ考える。
「これ、1年後も悩んでるか?」
1年で短ければ、5年でもいい。
5年後の俺から見たら、この問題はどう見えるだろう。そう考える。
今までの人生を振り返れば、部活の試合、恋愛、就職、仕事。そのときは全部デカかった。それが世界の全てだと思っていた。
でも今考えると、ほとんど悩みが些細なものだったと思える。
だったら今の悩みも、未来の俺から見れば大したことではない可能性が高い。
悩みが消えるわけではない。問題が勝手に解決するわけでもない。
それでも、「まあ、なんとかなるか」くらいには思える。
この問いは、悩みをなかったことにするためではない。目の前まで近づきすぎた悩みから、少しだけ離れるための問いである。
まとめ|未来の俺から見れば、今も昔話になる

今の俺が学生時代の悩みを笑えるように、未来の俺も今の悩みを笑っているかもしれない。
良い結果になるかもしれない。悪い結果になるかもしれない。それは分からない。
ただ、過去を振り返ると、結果が良くても悪くても、時間が経てば大抵のことは人生の一場面になった。
だったら、今の悩みも必要以上に怖がらなくていい。
……と、ここまで自分で書いておいて、たぶん明日も何かに悩む。
理屈では分かっている。でも悩む。
そんなときは、また自分に聞こうと思う。
「お前、1年前に何を悩んでたか言える?」
言えない。
じゃあ今回も大丈夫だ。...たぶん。