36歳になった。
最近、ちょっと困っていることがある。
休日に何もする気が起きない。
昔なら休みの前日は、「明日どこ行こうかな」「せっかくの休みだし何かしよう」くらいは考えていた気がする。
ところが最近は違う。
土曜日の朝。起きる。スマホを見る。YouTubeを見る。ちょっと横になる。気付いたら昼。
「まあ午後から動けばいいか」
昼飯を食う。またスマホを見る。ちょっと昼寝する。目を覚ます。
17時。
終わった。
まだ休日は終わっていないのに、気持ち的にはもう閉店である。
そして夜になって、「今日、何してたんだ俺……」と軽く後悔する。
「明日こそは充実した休日を過ごすぞ」と意気込む。ところが日曜日も似たようなことをやって、そのまま月曜日を迎える。
これはまずい。
別に毎週旅行したいわけでもないし、意識高く朝5時に起きてランニングしたいわけでもない。
ただ、「何もしないまま休日が終わる」ことを少し減らしたい。
今回は36歳になって休日を無気力に過ごすことが増えてきた俺が、少しでも行動的になるために「今からできそうなこと」を考えてみる。
最近、その第一歩として始めたものがある。
ストリートファイター6だ。
まさか36歳の休日改善策が格ゲーになるとは思わなかった。
そもそも休日に何もしたくない

最初に言っておくと、俺は休日を充実させたいからといって、「朝6時に起きよう!」「ジムに行こう!」「資格の勉強をしよう!」みたいな生活をしたいわけではない。
それができるなら最初から困ってない。
平日は仕事。朝起きて、仕事して、帰ってきて、飯食って、風呂入って、寝る。そしてようやく休日。
そりゃ何もしたくない日もある。
むしろ、「何もしないために休日があるんじゃないのか?」という気持ちすらある。
だから「ダラダラする=悪」とは思っていない。むしろ、何もしない時間だって休日には必要だ。
問題なのは、自分からダラダラすることを選んでいるのではなく、「何かしたいけど、何もする気が起きなくて、結果的に一日が終わる」ようになってきたこと。
36歳独身おっさん。ここがちょっと気になっている今日この頃である。
20代の休日と36歳の休日はちょっと違う
20代の頃は、もう少し勢いがあった気がする。
友達から、「今日飲みに行かない?」と言われたら、「行くか」で済んだ。
急に出かけてもいい。夜遅くまで遊んでもいい。翌日ちょっと眠くても何とかなる。
でも30代半ばになると「今日飲みに行かない?」と言われたときに「何時まで?」と、まず終了時間を確認するようになった。
翌日のことを考える。帰りの時間を考える。明日の予定を考える。そして面倒くささが勝つ。
「今日はいいかな」となる。
こういう小さな「やめとくか」が増えていくと、休日に予定そのものがなくなってくる。
予定がない → 家にいる → スマホを見る → 一日終了。
恐ろしいほど完成されたシステムである。
最近、ストリートファイター6を始めた
そんな生活の中で、最近ちょっとした変化があった。
ストリートファイター6を始めた。
昔から格ゲーをガッツリやっていた、というわけではない。
YouTubeのおすすめ動画に偶然載って、偶然動画を再生して、「面白そうだしちょっとやってみるか」くらいの気持ちで始めた。
これが意外といい。
もちろん、スト6を始めたからといって突然アクティブな36歳になったわけではない。
ゲームなので普通に家にいる。外出していない。運動もしていない。
そして普通に負ける。
むしろ負ける。
「休日にわざわざストレスを増やしてどうするんだ」と思う瞬間すらある。
それでも、今までの休日とは少し違う。
「何となくYouTube」より「今日はこれをやる」がある
スト6を始めて一番変わったのは、休日に小さな目的ができたこと。
「今日はこの技を練習してみよう」「このコンボを出せるようにしよう」「とりあえず何試合かやろう」
そんな小さな目的ができる。
今まではYouTubeを開いて、特に見たいものがあるわけでもないのにおすすめ動画を眺めていた。
一本見る。関連動画が出る。もう一本見る。気付いたら1時間。
でも、何を見たのかあまり覚えていない。
スト6の場合は違う。
下手でも「自分がやった」という感覚が残る。
負けても、「さっきよりはマシだったな」と思えることがある。
もちろんゲームだから、何か立派な成果が残るわけではない。
でも俺にとっては、「自分から何かをやった」という感覚があるだけでも結構違った。
36歳でも新しいことを始めるとちょっと面白い
ここで気付いた。
俺が休日に欲しかったのは、必ずしも「外出」ではなかったのかもしれない。
旅行する。スポーツする。友達と遊ぶ。もちろんそれもいい。
でも行動的になるというのは、「昨日までやっていなかったことをやってみる」でもいいんじゃないか。
新しいゲームを始める。料理を作る。本を読む。ブログを書く。知らない店へ行く。何でもいい。
36歳になると、生活がある程度完成してくる。
仕事。家。スーパー。コンビニ。いつもの店。いつものYouTube。いつもの休日。
楽ではある。ただ、刺激は少なくなる。
だからスト6みたいに、「ちょっと興味があるからやってみる」くらいのものを増やすだけでも、意外と休日の景色は変わるのかもしれない。
ただし「スマホがスト6に変わっただけ」には注意したい
とはいえ問題もある。
スト6が面白い → 休日ずっとやる → 気付いたら夜。
これでは、スマホがスト6に変わっただけである。
これはこれで危険だ。
だからゲームも休日の選択肢の一つにする。というかそれ以前に、1日中ゲームをできる体力が36歳の俺には備わっていない。
スト6をやる。ちょっと外へ出る。飯を食う。ブログを書く。またスト6をやる。
これくらいが理想。
ゲームをやめて行動的になるのではなく、ゲームも楽しみながら、他の行動も一個追加する。
このくらいなら俺でもできそうだ。
「やる気が出たら動く」はたぶん無理
そして最近もう一つ思う。
やる気を待っていたら何もできない。
土曜日の朝に布団の中で、「よし!今日は行動するぞ!」という謎のエネルギーが自然発生することを期待していた。
当然だけどそんな謎のエネルギーは発生しない。0なものは0。
むしろスマホを見始めた瞬間、「今日は家でいいか」という方向へものすごい勢いで進んでいく。
だから俺の場合、「やる気が出る → 行動する」ではなく、「とりあえず行動する → ちょっとやる気が出る」くらいに考えたほうがよさそうだ。
そのために、行動のハードルを思い切り下げる。
① とりあえず着替える
最初にやってみたいのがこれ。
休日でも起きたら着替える。
ものすごく低い目標である。
出かけなくてもいい。運動しなくてもいい。予定がなくてもいい。
とりあえず部屋着から着替える。
なぜなら俺の場合、部屋着のままだと、完全に休日引きこもりモードに入る。
ソファ。スマホ。YouTube。昼寝。この黄金ルートが完成する。
逆にジーンズでも履いておけば、「コンビニでも行くか」くらいの気分にはなる。
休日を充実させる第一歩が「着替える」。
36歳にもなって何を言っているんだと思う。親が聞いたら泣くかもしれない。
でも、それくらいからでいい。
② 午前中に一度だけ外へ出る

次にやってみたいのが、午前中に一回だけ外へ出る。
目的は何でもいい。
コンビニ。スーパー。コーヒー。散歩。ドラッグストア。
別に公園を5km走る必要はない。家から出れば合格。
俺の場合、休日の午前中を家で過ごしてしまうと、そのまま午後も家にいる可能性がかなり高い。
「午後から出かければいい」
この言葉。何度使ったことか。
そして午後になる。「もう今日はいいか」になる。
だから遠出するのではなく、午前中に一度玄関を突破する。
最大の敵は外ではない。
玄関である。
③ 休日にやることを「3つ」だけ決める
休日の朝になってから、「今日何しようかな」と考えると、大抵何もしない。
そこで前日の夜に、翌日やることを3つだけ決める。
例えば、スーパーへ行く。ブログを30分書く。スト6をやる。
これでいい。むしろ今の俺ならかなり現実的だ。
ポイントは、「休日を有意義に過ごす」みたいなデカい目標にしないこと。
「ブログを完成させる」ではなく「30分書く」。
「部屋を完璧に掃除する」ではなく「机の上だけ片付ける」。
「スト6で強くなる」ではなく「今日は10試合やる」。
終われば勝ち。
最初のハードルは、低いくらいでちょうどいい。
④ 用事がなくても出かける
一人暮らしをしていると、出かける理由がなくなることがある。
買うものがない。会う人もいない。予定もない。だったら家にいる。
合理的である。
でも、それを毎週やっていると、家と会社しか行かない人間が完成する。
だから、「用事がなくても出かけていい」と思うようにする。
本屋。ホームセンター。ラーメン屋。喫茶店。ちょっと遠くのスーパー。
目的なんてなくていい。
一人なら誰かに合わせる必要もない。
思い立ったら出かけて、飽きたら帰る。
これは独身一人暮らしの特権でもある。
⑤ スマホを見る前に一つだけ終わらせる
これが一番難しいかもしれない。
休日の朝。目が覚める。スマホを見る。ニュース。SNS。YouTube。気付けば1時間。
スマホは怖い。
何もしていないのに、時間だけは猛烈な勢いで消えていく。
なのでスマホ禁止みたいな極端なことはしない。俺には無理だ。
代わりに、「スマホを見る前に一つだけやる」にする。
顔を洗う。着替える。洗濯機を回す。ゴミをまとめる。何でもいい。
一つ終わってからスマホ。
これだけでも「起きる→スマホ→昼」という事故を多少防げそうだ。
⑥ 500円〜1,000円くらいの「休日予算」を作る
休日に出かけない理由の一つに、「別に金使いたくないしな」がある。
外出するだけでなんだかんだ金はかかる。
ガソリン。コーヒー。昼飯。買い物。
だから家にいれば0円。
最強の節約である。
ただ、その結果、0円で休日を丸ごと溶かす。
それも何か違う。
そこで毎週500円〜1,000円くらい、「休日を楽しむために使っていい金」を設定する。
コーヒーでもいい。銭湯でもいい。ちょっといい昼飯でもいい。
この金は節約対象にしない。
節約も大事だけど、休日まで完全にコストカットすると生活そのものが味気なくなる。
⑦ 一個やったらその休日はOK

ここが一番大事かもしれない。
休日を無気力に過ごすと、「せっかくの休日を無駄にした」と思う。
そして次の休日。「今度こそ充実させよう」と思う。
ハードルが上がる。
結果、何もしない。
この繰り返し。
だから「充実した休日」という考えをいったん捨てる。
散歩した。OK。
スーパーへ行った。OK。
ブログを書いた。OK。
スト6でボコボコにされた。
……まあOK。いや、よくない。でもOK.
一個でも「今日はこれをやった」と言えるものがあればいい。
一日全部を有意義にする必要はない。
何もしない休日があってもいい
ここまで行動する方法を書いてきたけど、逆のことも思う。
本当に疲れているなら、何もしなくていい。
平日の仕事で疲れているのに、休日まで、「運動しなきゃ」「勉強しなきゃ」「外出しなきゃ」「時間を有効活用しなきゃ」と考えていたら、休みなのに休めない。
一日中ゲームしてもいい。昼まで寝てもいい。YouTubeを見てもいい。
問題なのは、自分で「今日は何もしない」と決めたのか、それとも何となく何もできなかったのか。
同じゴロゴロでも、この違いは結構大きいと思う。
「今日は完全休養日」と決めてスト6をやる。
それならそれで立派な休日である。少なくとも「何となく一日が消えた」と後悔するよりはいい。
36歳。新しいことを始めるのに遅くはない
36歳になって思う。
20代みたいな勢いは少しずつなくなってきた。
仕事にも慣れた。生活もある程度決まった。休日のパターンも決まってくる。
放っておけば、会社 → 家 → 休日寝る → 会社、というループはいくらでも完成する。
だからといって、急に趣味を10個作る必要はない。毎週旅行する必要もない。友達を増やさなくてもいい。
最近の俺なら、スト6を始めた。
まずそれでいい。
そこから、「ちょっと散歩してみるか」「ブログ書くか」「行ったことない店に行ってみるか」と一個ずつ増やしていけばいい。
36歳からでも、新しいことを始めれば生活にちょっとした変化は生まれる。
大改革はいらない。
昨日と違うことを一個やる。
それくらいがきっとちょうどいい。
まとめ:スト6でも散歩でもいい。昨日と違うことを一個やろう
36歳になって、休日を無気力に過ごすことが増えてきた。
これはちょっとまずいと思っている。
でも、いきなり「行動的な人間」になる必要はない。
今の俺がやってみようと思っているのは、
- 起きたらとりあえず着替える
- 午前中に一度だけ外へ出る
- 前日に「明日やること」を3つ決める
- 用事がなくても出かける
- スマホを見る前に一つだけ行動する
- 休日用に500円〜1,000円使っていいことにする
- 一個行動できたらその日はOKにする
そして最近、新しくストリートファイター6を始めた。
ゲームだから人生が劇的に変わるわけではない。
でも、「次の休み、ちょっとスト6やりたいな」と思えるものが一個増えた。
それだけでも、何となくスマホを見て一日が終わっていた頃よりはいい。
36歳。
別に人生を大改革したいわけじゃない。
ただ、日曜日の18時に「俺、今日何してたんだ?」と言う回数を少し減らしたい。
スト6でもいい。散歩でもいい。ラーメンでもいい。ブログでもいい。
まずは昨日までやっていなかったことを、一個やってみる。
そして次の休日は、とりあえず玄関を突破する。
帰ってきたらスト6をやる。
たぶん今の俺には、それくらいがちょうどいい。