2021年に約150万円だった俺の資産は、2026年8月現在で約1,800万円になった。内訳は、株式資産が約1,600万円、現金が約200万円である。
約5年間で増えた金額は約1,650万円。こう書くと投資がうまい人に見えるかもしれないが、俺は自分に投資の才能があるとは思っていない。 投資を始めてから相場が良く、今のところ運がいいだけだと思っている。
初めて株を買ったのは2019年だが、本格的に資産形成を始めたのは2022年ごろから。この記事では、最初の購入から現在まで、何を考えて、何を買ってきたのかを振り返る。
2021年から2026年8月までの資産推移
資産額の推移は次のとおり。
| 年 | 資産額 | その年の入金額(概算) |
|---|---|---|
| 2021年 | 約150万円 | 約50万円 |
| 2022年 | 約250万円 | 約100万円 |
| 2023年 | 約500万円 | 約150万円 |
| 2024年 | 約1,000万円 | 約200万円 |
| 2025年 | 約1,500万円 | 約300万円 |
| 2026年8月 | 約1,800万円 | 約200万円 |
| 合計 | ― | 約1,000万円 |
増え方だけを見ると順調すぎる。だが、これは株価の上昇だけで増えた金額ではない。毎月の給料から投資へ回したお金も含まれているし、2021年の転職後に年収が増えた影響も大きい。
資産1,800万円は、節約による入金、転職による収入増、相場の上昇が重なった結果である。どれがいくら増やしたのか、正確な内訳までは計算できていない。
投資元本1,000万円に対し、現在の評価益は約600万円

2021年以降に入金した金額を合計すると、概算で約1,000万円になる。現在の評価益は約600万円だ。
| 内訳 | 金額 |
| 投資元本 | 約1,000万円 |
| 評価益 | 約600万円 |
| 株式資産 | 約1,600万円 |
| 現金(生活用+追加購入用) | 約200万円 |
| 総資産 | 約1,800万円 |
総資産1,800万円のすべてを投資で稼いだわけではない。 自分で入金した約1,000万円があり、その株式資産に約600万円の含み益が乗っている。さらに現金約200万円を合わせた金額が現在の総資産だ。
これとは別に、これまで受け取った配当金は累計約75万円。配当金は全て追加投資に充てたので、投資元本に含まれている。
手取り30万円から、生活費17万円を引いた残りを投資へ回した

無理をして毎日我慢していたというより、固定費にできるだけお金をかけたくない。毎月自動的に出ていく金額が少なければ、給料が入ったあとに残るお金は増える。
現在の手取りは月約30万円。家賃、食費、日用品、光熱費、交際費などを合わせた生活費は、月約17万円である。
手取りから生活費を引くと、通常の月に残るのは約13万円。単純計算では年間156万円になる。ただし、家電の買い替え、旅行、冠婚葬祭など、毎月発生しない臨時支出は月17万円に含めていない。そのため、156万円を毎年そのまま投資できるわけではない。突然の大きな出費があった場合は、その月の投資額を下げている。今のところ大きな出費は少ない。
資産形成の土台になったのは、株の知識より先に身についていた節約習慣だった。生活に必要なお金を使ったあと、残ったお金を投資へ回してきた。
-
-
【36歳独身】男のリアルな1か月の生活費|東京一人暮らしで月17万円あれば足りる?
36歳、独身、東京都内で一人暮らし。 毎月の生活費を改めて計算してみたら、普通に生活するだけで月17万円前後かかっていた。 今回は、実際に払っている金額をベースに、36歳独身会社員のリアルな1か月の生 ...
続きを見る
2019年9月、初めて買った株は丸紅だった

人生で初めて株を買ったのは、転職前の2019年9月だった。
最初に選んだのは丸紅。当時は100株で8万円くらいだった。投資に詳しかったわけではなく、まずは実際に買ってみようと思った。
株を持っていると配当金が入った。記憶では1,800円くらいだったと思う。金額だけを見れば大きくない。それでも、自分が働いていない時間にも、お金が増えることを初めて実感した。
配当金1,800円で、資本主義を理解したような顔をしていた。
「凄い。俺は投資家になったんだ」
実際に理解していたのは、「株を持っているとお金が入るらしい」という部分だけである。
もちろん、株は値下がりすることもある。当時の俺は、配当金をもらえたうれしさのほうが強かった。
最初は約1,800円だった配当金も、2025年には年間約29万円になった。2026年に受け取れる予想配当金は約40万円。今までに受け取った配当金の累計は約75万円である。
年間の予想配当金が、最初に受け取った金額の200倍以上になった。
移動中は資産形成系YouTubeを流し聞きした

初めて配当金を受け取ってから、投資や資産形成に興味を持つようになった。
2020年は資産形成系の情報発信がかなり多かったこともあり、仕事中の移動時間には、資産形成を扱うYouTube動画を流し聞きした。両学長、バフェット太郎、高橋ダンなどの動画をよく聞いていた。
動画を聞けば、すぐに投資がうまくなるわけではない。それでも、株式、配当、インデックス投資といった言葉に慣れるきっかけにはなった。
何を買えば必ず増えるかではなく、資産形成にはどのような考え方があるのかを知れたことが大きかった。
2020年2月、オルカンを毎月5,000円から始めた
2020年2月から、全世界株式、いわゆる「オルカン」の積立投資を始めた。
最初の積立額は毎月5,000円。今から見ると少額だが、当時は投資を始めたばかりだった。いきなり大きなお金を入れるより、毎月決まった金額を積み立てることから始めた。
毎月5,000円でも、実際に始めたことで投資を生活の一部にできた。 金額はその後に徐々に変わっていくが、積立を続ける習慣はここから始まっている。
日本株は大手企業を中心に買い増した

積立投資と並行して、日本の個別株も少しずつ買い増した。
購入したのは、次のような大手企業が中心だった。
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- 日本たばこ産業
- トヨタ自動車
- 三菱HCキャピタル
- NTT
知らない企業の将来を予想するより、名前を知っている大手企業のほうが買いやすかった。細かい分析を完璧にしてから買ったわけではない。
ここで挙げた銘柄は、現在の保有や購入を勧めるものではない。俺が実際に資産形成の途中で買った銘柄の記録である。
2022年、よく分からないまま米国株にも手を出した

2022年には米国株にも手を出した。
購入したのは、BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)、ミナスジェライス電力、SPYDなど。明確な戦略があったわけではなく、なんとなく気になって買ったため、数量は少ない。
銘柄名だけを見ると国際派だが、購入理由は驚くほど日本的な「なんとなく」だった。
少額だったため資産全体への影響は大きくない。それでも、よく分からない商品を雰囲気で買うべきではないという経験にはなった。
損切りをしたことはない。ただ、よく分からないまま買った米国株の一つが上場廃止になり、結果的に自動で売却されたことはある。
自分では損切りしなかったが、銘柄のほうが先に市場からいなくなった。売らなかったのではない。売る前に上場が終わった。
現在の株式資産は、国内株式が半分を占める

現在の株式資産約1,600万円は、国内株式、投資信託、米国株式に分かれている。
| 資産の種類 | 割合 | 金額の目安 |
| 国内株式 | 約50% | 約800万円 |
| 投資信託 | 約30% | 約480万円 |
| 米国株式 | 約20% | 約320万円 |
国内株式が全体の半分を占め、オルカンなどの投資信託が約30%、米国株式が約20%。分散しているように見えるが、資産全体では株式の割合がかなり高い。 相場が大きく下がれば、その影響を受けやすい構成である。
含み益が最も大きいのはオルカン、個別株ではINPEX
2026年8月時点で、最も含み益が大きいのはオルカン。個別株ではINPEXの含み益が最も大きい。
配当金を最も多く受け取ってきた銘柄は、日本たばこ産業とBTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)である。タバコを吸わない俺がタバコを売っている会社から配当をもらっている。不思議。
配当金は使わず、すべて次の投資資金へ回している。
一方、期待どおりにならなかった銘柄もある。ANAは、コロナ禍で株価が下がったときに購入した。コロナが落ち着けば株価も上がると思っていたが、その後も低迷が続いた。
元々が配当金も少なかったこともあり、最終的には、売却益が出る価格まで上がったところで売却した。損失は避けられたが、資金を長く置いたわりに期待した結果にはならなかった。
下がった株を買えば、元の株価まで戻るとは限らない。 ANAへの投資で、分かりやすい物語と実際の株価は別だと感じた。
2023年は現金100万円、2025年12月からは200万円を残した

2023年ごろ、現金で持っているより株価の値上がりのほうが強いと感じるようになった。
そこで、生活用の現金として100万円を残し、それを超えた分は投資へ回すようにした。投資へ回す金額が増えたため、株価が上がったときの資産の増え方も大きくなった。
しかし、2025年12月になって、資産に対する現金の割合が少なすぎると感じた。そこで、現金で残す金額を100万円から200万円へ増やした。
200万円のうち、100万円はこれまでどおり生活用。追加した100万円は、株価が大きく下がったときに買い増すための余剰資金だと考えている。
現金を増やしたのは投資をやめるためではなく、下落時に追加購入できる選択肢を残すためだ。
ただし、株価が何%下がったら使うのか、何回に分けて買うのかは決めていない。待機資金を用意しただけで、安値で買える保証はない。
現金100万円または200万円を残す方法が、誰にでも合うとも思っていない。必要な生活費、収入の安定性、近い将来の支出によって、残すべき現金は変わる。
毎月5万円を自動積立し、ボーナスは全額投資へ回している

2024年に新NISAが始まり、オルカンの積立額を毎月5万円にした。
現在は、毎月1日に5万円分のオルカンを自動購入している。2020年に毎月5,000円から始めた積立は、4年後に10倍になった。
積立投資とは別に、成長投資枠でオルカンまたは個別株を毎月1万~3万円ほど購入している。保有している個別株の株価が3%以上下落したときに買い足すため、購入日は決めていない。
| 投資資金 | 金額・方針 |
| オルカンの自動積立 | 毎月5万円、毎月1日に購入 |
| 成長投資枠 | 毎月1万~3万円、オルカンまたは個別株 |
| ボーナス | 年間100万~150万円、全額を投資 |
| 配当金 | 全額を再投資 |
| ブログ収入 | 月5,000~1万円、全額を投資 |
| スイングトレードの利益 | 全額を投資 |
ボーナスからは年間100万~150万円を投資している。生活費に使う分を先に取り分けるのではなく、ボーナスは全額を投資資金へ回す。
毎月の手取りから残る約13万円を年間で考えると156万円。ここへボーナスからの100万~150万円を加えると、給料とボーナスから作れる余剰資金は、単純計算で年間256万~306万円になる。
実際には臨時支出もあるため、全額を必ず投資できるわけではない。それでも、年間約300万円を投資できた理由は、株で利益を出したことより、手取り30万円に対して普段の生活費を約17万円に抑えてきたことが大きい。
投資額を増やせたのは、転職後に年収が上がり、固定費を大きく増やさなかったからだ。さらに、配当金と給料以外で得たお金も使わず、投資へ回している。
入金できる金額が増えたことが、資産形成の速度を上げた。 投資先を当て続けたというより、収入から投資へ回せる金額が増えた影響が大きい。
現在利用している証券会社は楽天証券。
欲しい個別株があれば1単元を購入し、特に欲しい銘柄がなければオルカンを購入する。細かく相場を予想するより、投資できるお金が入ったら、その時点で買いたいものを買うというやり方を続けている。
スイングトレードとブログの収入も投資へ回している

給料以外では、スイングトレードと副業ブログで得たお金を投資資金にしている。
スイングトレードでは個別株を1単元購入し、含み益が1万円になったら売却する。これを繰り返しているが、毎月安定して利益が出るわけではない。1回も利益を確定しない月もあれば、5回以上売却する月もある。結果は相場次第である。
購入するのは、自分なりに値崩れしにくいと思う銘柄が中心だ。大きな利益を狙うより、値下がりするリスクのほうが怖い。ただし、どの銘柄にも値下がりする可能性はあり、1万円の利益が出ることは保証されていない。
副業ブログの収入は月5,000~1万円ほど。生活を変えられるほどの金額ではないが、年間にすると6万~12万円になる。そのまま使えば消える金額でも、投資へ回せば資産の一部として残せる。
給料、ボーナス、配当金、売買益、ブログ収入。入ってくる場所は違っても、余ったお金の行き先はほぼ投資口座である。
資産が増えた3つの理由

俺の資産が150万円から1,800万円まで増えた理由を整理すると、次の3つになる。
- もともと節約が好きで、生活固定費を抑えていた
- 転職によって年収が350万円から550万円に増えた
- 投資を始めてから相場が良かった
どれか一つだけで増えたわけではない。節約で投資資金を作り、転職で入金額を増やし、そのお金を投資した時期に相場が上がった。
特に3つ目は、自分で再現できるものではない。今までと同じ速度で資産が増え続けるとは考えていない。
3日で含み益が200万円減ったときは、かなり不安になった

投資を始めてから、株価が大きく下がる場面もあった。
コロナ禍の下落時は、まだ投資額が少なすぎて何も思わなかった。値下がりしても、減る金額が小さかったからだ。
怖かったのは、2024年8月の「令和のブラックマンデー」と呼ばれた下落だった。わずか3日ほどで含み益が約200万円減った。 画面上の利益とはいえ、200万円が消えていくのを見ると、さすがに不安になった。
それでも売りたいとは思わなかった。投資を始めて5年ほど経っており、含み益が減っても評価損益はまだプラスだったこと、生活に必要のない余剰資金で投資していたことが大きい。
もし含み益がすべてなくなり、評価損益までマイナスになっていたら、仕事が手につかなかったと思う。余剰資金で投資していても、心まで余裕資金になるわけではない。
40歳で5,000万円を作り、仕事を辞めて山奥で暮らしたい

投資を始めてから現在まで、全体として相場に恵まれてきた。
今後も同じ相場が続く保証はない。株価が下がれば、資産1,800万円という数字も簡単に減る。個別株も投資信託も、元本が保証されているわけではない。
それでも、俺はこれからも投資を続ける。目標は、40歳までに資産5,000万円を作り、会社を辞めて山奥で暮らすことだ。
完全に収入をなくすつもりはない。現在は副業として続けているブログなどを、退職後も続けたい。不安症の俺には、収入がゼロの状態で資産が減っていく生活は耐えられないと思う。
配当金が出る個別株も残したい。資産額だけでなく、定期的に現金が入ってくることが精神安定剤になるからだ。
今年は給料がさらに上がったため、年間の投資額をこれまでの約300万円から、400万円ほどへ増やしたいと考えている。
現在の数字を整理すると、給料とボーナスから作れる余剰資金は年間256万~306万円。ブログ収入の年間6万~12万円を加えると、年間262万~318万円になる。さらに2026年の予想配当金約40万円とスイングトレードの利益も再投資する。
予想配当金まで含めても年間302万~358万円なので、400万円は確実に投資できる金額ではなく、スイングトレードの利益や追加の節約も必要になる目標である。
現在の1,800万円から5,000万円までは、あと3,200万円。仮に年間400万円を4年間投資しても、入金額は1,600万円である。残りは運用益が必要になるため、簡単な目標ではない。
相場を正確に予想できるとは思っていない。だから、固定費を抑え、働いて得たお金から無理のない範囲で投資を続ける。
相場が下落しても、5,000万円という目標は変えない。達成できなかった場合をどうするかは、まだ考えていない。目標は持つ。でも、相場まで俺の予定に合わせてくれるとは思っていない。
まとめ|資産1,800万円は、投資だけで作ったわけではない

2019年9月、俺は約8万円で丸紅を100株買った。2022年ごろから本格的に資産形成を始め、毎月5,000円のオルカン積立、日本の個別株、少額の米国株、新NISAでの毎月5万円積立と、少しずつ投資額を増やしてきた。現在はボーナス、配当金、スイングトレードやブログの収入も投資へ回している。
2021年に約150万円だった資産は、2026年8月に約1,800万円になった。
投資元本は約1,000万円、現在の評価益は約600万円。これまで受け取った配当金は累計約75万円である。しかし、これを株式投資だけの成果だとは思っていない。固定費を抑えてきたこと、転職で年収が増えたこと、そして相場が良かったことが重なった結果だ。
俺がこれからも続けるのは、相場の予想ではなく、固定費を抑えて入金を続けること。 今までの増え方が運だったとしても、自分で続けられる部分は変えない。40歳で会社を辞めて山奥で暮らすために、年間400万円の投資を次の目標にする。