一人暮らしに300Lの冷蔵庫は大きすぎる。人数だけで考えれば、そう見えるかもしれない。でも、鶏むね肉と冷凍食品をまとめて保存したかった俺には、大きな冷凍室が必要だった。
使っている冷蔵庫は、購入からもうすぐ8年。
大きくしてよかったのは、食品がたくさん入ることだけではない。買い物の回数が減り、帰り道のお菓子や、つい買っていた弁当も減った。一方で、冷凍食品を埋もれさせた失敗もある。約8年使った実感を書いていく。
一人暮らしでも、大きな冷凍室が欲しかった

この冷蔵庫を買ったのは、以前、筋トレを本気でやっていた頃だ。鶏むね肉をたくさん保存したくて、冷凍室の大きさを重視して冷蔵庫を購入した。
1人で食べるにしても、1食分ずつ買うわけではない。まとめて買った方が安くなるからだ。まとめて買って保存するなら、その分の場所が必要になる。「一人暮らし用」という括りより、自分が何を入れるかのほうが大事だった。
俺の冷蔵庫の仕様をまとめると下記の通り。
| 項目 | AQUA AQR-D28C |
|---|---|
| 容積 | 275L |
| 冷蔵室 | 173L |
| 冷凍室 | 102L |
| 本体寸法 | 幅560×奥行635×高さ1,615mm |
| 使用期間 | 8年 |
当然ながら、もう俺が使っている冷蔵庫は廃盤になっている。
俺が欲しかったのは、冷凍室が大きい冷蔵庫だった。 今は筋トレ用の食材だけでなく、普段の夕飯や、ふるさと納税の返礼品を保存する場所にもなっている。
冷凍室には、肉・野菜・パスタ・返礼品を入れている

現在、冷凍室に入れているものを大まかに挙げると、これだけある。
| 食品 | 保存している量の目安 |
|---|---|
| 鶏むね肉 | 4kg |
| 冷凍野菜 | 8袋 |
| 冷凍パスタ | 3個 |
| ふるさと納税のサーモン | 4kg |
| ふるさと納税のハンバーグ | 2kg |
多過ぎ。冷凍野菜の袋の大きさや包装によって、入る量は変わるが冷凍室だけでこれだけ入っている。
冷凍食品をよく使う一人暮らしなら、冷凍室を重視する理由は伝わると思う。肉だけでなく、野菜も、料理が面倒な日のパスタも、大きな冷凍室があればストックできる量は無限大。


ふるさと納税のサーモンやハンバーグも、申し込んで終わりではない。届いた分をしまう場所がいる。普段の食材と返礼品を一緒に保存する俺には、この容量が役立っている。
-
-
【ふるさと納税】失敗を繰り返して俺がサーモンとハンバーグに落ち着いた理由
続きを見る
普段の夕飯は、鶏肉と冷凍野菜を使った自炊が中心だ。冷凍室の中身を見ると、そのまま俺の食生活が分かる。何を食べて食費がいくらになっているかは、こちらでまとめた。
-
-
業務スーパーの冷凍野菜で夕飯を固定|1食分の値段を計算する
続きを見る
-
-
【一人暮らし】食費はいくら?36歳会社員が1か月分を計算してみた
続きを見る
買い物が週1回〜2週間に1回へ減った

大きな冷蔵庫を使って変わったのは、買い物へ行く頻度だ。
以前は週2〜3回ほど行っていた。それが今では、週1回、あるいは2週間に1回程度になった。まとめて買った食材を保存できるので、何度も買い足しに出かけなくて済む。
買い物は店に入って商品を取るだけでは終わらない。出かけて、選んで、会計して、持ち帰って、冷蔵庫にしまう。回数が減れば、その一連の手間も減る。
買い物回数が増えると出費も増える

以前は、自炊するための食品を買いに行ったのに、惣菜や弁当も買ってしまうことがあった。その日は弁当を食べて、料理をしない。
自炊する気はある。買い物かごの中には。
ほかにも、帰り道で食べるお菓子やジュース、菓子パンを買うことがあった。買い物の回数が減ってからは、こうしたついで買いもなくなった。
意志を強くするより、売り場へ行く回数を減らすことを選んだ。 食材を家に置いておけることが、余計な買い物をする機会の削減にもつながった。
冷蔵庫を変えたことでどれだけ得をしたかを計算はしていないので「冷蔵庫代の元が取れた」とまでは言えないけど、買い物の手間と、ついで買いが減った実感はある。
大きな冷蔵庫でも、入れた食品を覚えているとは限らない

冷蔵庫を大きくして不満はない。ただ、容量が増えれば、管理するエリアも増える。
ある日、冷凍室を整理していたら、冷凍野菜の下からパスタが出てきた。入れたことを忘れて、埋もれさせていたものだ。増えた分の保存容量は、俺の記憶力では補いきれなかった。
保存場所に余裕があると、とりあえず入れられる。そのまま上から別の食品を置けば、下のものが見えなくなる。大きな冷凍室でも、中身を把握できなければ使い切りにくい。
この失敗を考えると、買い足す前に中身を確認すること、同じ種類の食品をまとめることは必要だ。特にパスタのような平たい袋は、ほかの食品の下に隠れやすい。
冷蔵室には、出番の少ない調味料が増えた

容量以外も含めて大きな不満はないけど、強いて挙げるなら、使う回数が少ない調味料が増えたことだ。
しまえる場所があることと、使う予定があることは別だった。冷凍室は食材のまとめ買いに役立っている一方で、冷蔵室には出番の少ないものも残っている。
空いている場所を埋めるために買っているつもりはないが、保管できるスペースがあると自然とスーパーの棚から新たな調味料を手に取っている。 大きい冷蔵庫を買ったからこそ、何を入れるかは自分で決めないといけない。
重要視するのは冷凍室の容量

これから探すなら「300Lなら十分」と決めずに、冷凍室が何Lあるかまで見てほしい。
比較例として挙げるのは、ハイセンスのHR-K280LS。全体は295Lだが、冷凍室は83Lだ。俺のAQR-D28Cは全体275Lで、冷凍室は102L。総容量が大きい機種のほうが、冷凍室も大きいとは限らない。
| 比較項目 | 俺の冷蔵庫:AQUA AQR-D28C | 比較例:ハイセンス HR-K280LS |
|---|---|---|
| 全体の定格内容積 | 275L | 295L |
| 冷凍室の定格内容積 | 102L | 83L |
| 本体の幅 | 560mm | 550mm |
| 本体の奥行 | 635mm | 678mm |
| 本体の高さ | 1,615mm | 1,621mm |
ハイセンスの冷凍室83Lは定格内容積で、メーカーが示す食品収納スペースの目安は56L。容量表示の数字だけでなく、引き出しの形なども考慮する必要がある。
生野菜をよく使う人と、冷凍野菜をまとめ買いする俺とでは、欲しいスペースの配分が違う。自分の食生活に合う冷蔵庫を事前に調べることが大切だ。
部屋に置けるかは、幅だけでは決まらない

大きな冷蔵庫を置くなら、本体の幅・奥行・高さに加え、放熱に必要な隙間、扉や引き出しを開ける場所、搬入経路も確認したい。
俺の部屋に置けているからといって、ほかの一人暮らしの部屋にも入るとは限らない。買う前に、置き場所と入口を測っておくほうが確実だ。
電気代についても、大きさだけで判断せず、候補の年間消費電力量を確認してほしい。俺は買い替え前後の電気代を比較していないので、ここで安くなったとは言えないが、10年前の冷蔵庫と最新の省エネ型冷蔵庫の年間電気代の差は5,000円~7,000円も差が出るらしい。
10年で50,000円。...冷蔵庫1台分の差が出るなら、10年周期で買い替えるのはあり。
次に選ぶときも、俺は冷凍室の大きさを優先する

冷蔵庫を買ってから、もうすぐ8年。購入当時は筋トレ用の鶏むね肉を保存することが目的だったが、今は冷凍野菜、パスタ、ふるさと納税の返礼品まで入っている。
使い道は広がったけど、まとめて保存して、買い物の回数を減らしたいという理由は変わらない。次に選ぶときも、俺は冷凍室の容量が大きいものを候補に入れると思う。
家ではあまり食べない人や、食品を少量ずつ買う人でも、どうせ冷蔵庫を買うなら大きめのものを買っておいて損は無い。
もしも、迷っているなら、まずは普段買う冷凍食品を挙げてほしい。なにをどれくらいまとめて保存したいかを考えると、自分に必要な大きさが見えやすい。
俺の冷蔵庫を選んだ理由は、一人暮らしにしては食材が多かったからだ。
俺の冷凍室には鶏むね肉は4kgある。サーモンも4kgある。俺は一人なのに。