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【Mu6 Ring】耳の穴を塞がないオープンイヤー式ヘッドセット【メガネ+長時間使用だとイマイチ】

耳の穴を塞がないヘッドセット

耳を塞がないイヤホンと言えば骨伝導式が有名。

私もスポーツ用としてAfterShokzから発売されている骨伝導式イヤホン「TREKZ AIR」を使っている。しかし骨伝導式はこめかみ部分が震えて音を伝えるので、こめかみが痒くなった仕方がない。

骨伝導式のデメリットを解消したと噂の「空気伝導式」のイヤホンを見つけたので、早々にAmazonで購入してレビューをする。

耳を塞がないオープンイヤー式ヘッドセット

通常はイヤホンと言えば耳を夫妻で音楽を楽しむデバイス。

しかし今回購入したMu6 Ringは、耳を塞がずに音楽を楽しめるという珍しい特徴を持ったデバイスなんだ。

耳を塞がないイヤホンといえば骨伝導式が有名だけど、Mu6 Ringは空気伝導式を採用している。

空気伝導式とは、要は小さなスピーカーが耳の近くに搭載れているイメージを持って貰えればわかりやすいと思う。

骨伝導式と違って振動しないので、こめかみが痒くなったり、骨に振動が伝わる事が不快に感じる人でもMu6 Ringなら快適に使用ができる。

Mu6 Ringのスペック

スピーカータイプ 空気伝導式
サイズ 157mm ×121mm ×20mm
重量 約35g
再生時間 約9時間(連続再生時間)
約200時間(最大待機時間)
充電ポート micro USB
対応コーデック SBC / AAC
防水規格
ノイズキャンセリング
ワイヤレス充電

正面から見るとただの輪っかにしか見えない。

物理ボタンは右側に配置されている。

左側には何も無し。

スピーカーは左右に2箇所づつ。

スピーカー部は可変式。

11段階まで調整が可能。

操作パターン

音楽再生時

  • 中央ボタン1回:音楽の再生/停止
  • 右長押し:次の曲
  • 左長押し:前の曲
  • 右1回:音量を上げる
  • 左1回:音量を下げる

通話・音声アシストなど

  • 中央ボタン1回:通話開始/終了
  • 中央ボタン2秒長押し:着信拒否/電源を入れる
  • 中央ボタン5秒長押し:ペアリングモード
  • 中央ボタン2回:音声アシスタント(Googleなど)

他のイヤホンでは味わえない開放感

通常のイヤホンは耳の穴を塞いで音楽を聞くのが当たり前だけど、Mu6 Ringは全く耳を塞がないので開放感がよい。この開放感はMu6 Ringを手にした人間しかわからない感動だ。

装着しても不快感はなく、こめかみの位置に滑り止めが搭載されているので頭を強く振ってもMu6 Ringがズレにくい。

安定感がスゴいわりに締め付け具合は強くない。不思議。

音質はクリアでほぼスピーカー

耳を塞いでいないのでスピーカーから音が出ているような表現に近い。

音質はとてもクリアで長時間音楽を聴いていても危機疲れをしにくい。

イヤホンで音楽を聴いていると言うよりは、スピーカーで音楽を聴いているような感覚。というよりもほぼスピーカーと言って相違ない。

「開放感>音質」なのは間違いないので、音質にこだわるならMu6 Ringではなく完全ワイヤレスイヤホンを買ったほうがいい。

大音量だと音漏れをする

Mu6 Ringはスピーカーを耳の近くに持っていくようなイメージなので、音量を上げると音漏れをしやすい。

音漏れをしていると言ってもハッキリと聞き取れるほどの音漏れにはならないだろうが、静かな場所でMu6 Ringを大音量で使用してしまうと「あいつ何か音楽を聴いてるな」くらいには気づかれる。

そこそこ環境音が大きい場所であれば音漏れは気にならないだろうけど、静かな場所でMu6 Ringを使うときは注意。

35gの超軽量ボディ

Mu6 Ringはイヤホンに比べて大きい躯体のわりに35gと比較的軽量。

実際にMu6 Ringを装着してみると頭部を締め付けるようにして固定されるので、荷重が分散されて35gよりも軽く感じる。

ねじれにも強くてどんな頭の形状でも対応できそうな柔軟性もMu6 Ringは持っている。

最大9時間のバッテリー持ち

Mu6 Ringはフル充電で最大9時間の連続再生が可能。

1日なら問題なく使い続けることができるバッテリー性能。

待機時間も非常に長くて最大200時間もスタンバイ状態を保つことができる。

バッテリー持ちは良いと言うものの、完全ワイヤレスイヤホンのように充電ケースは付属していないのでこまめに充電をしておくことをオススメする。

【デメリット】充電端子がMicro USB

Micro USBを採用するのはやめろ!

Type-C端子で充電できるスマホもイヤホンも増えてきているのに、なんでMicro USBを採用したのか。

当然のように無線充電にも対応していないのでMu6 Ringを充電するにはMicro USBを使うしか無い。つらい。

【デメリット】通話の声が遠く感じる

通話はできないわけではないけど、あまり快適ではない。

とくに相手の声は遠くに感じてしまって、通話中に聞き返してしまうことが多かった。

駅や店内などの騒がしい環境だとこちらの声も伝わりにくくなり、相手の声も聞こえにくいので環境音の大きい場所での通話はほぼ出来ない。

通話目的でMu6 Ringを買うことはオススメできない。

【デメリット】防水非対応。スポーツタイプなのに。

Mu6 Ringは防水性能が備わっていない。スポーツタイプなのに。(倒置法)

耳を塞がないのでランニングなどのスポーツをしている時に最適なヘッドセットのはずなのに、防水非対応ってどうゆうこと?

野外で使用する際は雨や汗で濡れてしまわないように注意が必要。なんでやねん。

【デメリット】メガネを着けていると痒くなる

Mu6 Ringとメガネのツルが重なって干渉することで、こめかみにメガネのツルが押し当てられる。

公式ではメガネユーザーのための凹みがアピールされているけど、この凹みはクソの役にもたたなすぎてヤバい。凹みが小さすぎてメガネのツルに合わせてセットすることはほぼ不可能。

メガネをずらしたり、Mu6 Ringの先端を真っ直ぐにすれば、メガネに当たらないように装着する事が可能なだけど、Mu6 Ringの本来の性能を発揮できないのでメガネとMu6 Ringの相性は悪い。

Mu6 Ringは面白いヘッドセットデバイス

耳の穴を塞がないことで得られる開放感はイヤホンやヘッドホンを使用している人では味わうことの出来ない体験だ。

私がメガネをかけていなかったらMu6 Ringを毎日つけていたいと思うほど装着感は良い。

装着感・開放感が良いだけに、防水非対応、通話品質に難あり、メガネとの併用が難しいというデメリットが非常にもったいない。まあメガネとの併用は多くには当てはまらないかもしれないけど、私にとっては死活問題。

次回作は防水性能と通話品質を向上することを願う。

更に願わくば我々メガネユーザーに配慮をした製品であることも。

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