一人暮らし

【衣服のシワ・縮み】縦型洗濯乾燥機に入れてはいけない素材と対策【一人暮らし】

2022年1月31日

縦型洗濯乾燥機を買って半年が経過した。

服を干さないことがこんなにも楽で便利だったとは正直思わなかった。これからの人生で買う洗濯機は全て乾燥機能が付いている物以外は買わない、と自信を持って言えるくらい洗濯乾燥機は最強の時短家電だった。

縦型洗濯乾燥機のメリット・デメリットを紹介している記事は下記。

縦型洗濯乾燥機を買って半年使ってみて感じたメリット・デメリット【一人暮らし】

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しかし便利な乾燥機能にも「衣服にシワ・縮みできやすい」というデメリットがあって、乾燥機能を使い始めて最初の3ヶ月は悪戦苦闘を繰り広げた。

この記事を見てくれている人が私と同じ失敗をしないために、今回の記事では衣服にシワ・縮みをつけない方法について紹介する。

衣服が縮む原因は「乾燥機能」と「服の素材」の相性

ただ洗濯をするだけでは服が縮むことはほぼ無い。衣服が縮む原因は乾燥機能で熱風を当ててしまうから。

衣類の繊維は濡れたら膨らんで、乾燥したら縮む「膨潤収縮」という性質を持っている。乾燥機能の熱風によって急激に服を暖めることで膨潤収縮が起こってしまい服が縮んでしまう。

服の縮みやすさは「衣服の素材」でほとんど決まる。

縦型洗濯乾燥機を使いこなすには、縮みやすいシルクやウールは乾燥機能を使わず、縮みにくいポリエステルなら乾燥機能をフルに使うなどの知識や工夫が必要。

乾燥機で縮みやすい服

乾燥機を使っても問題ない服の素材もあれば、縮みやすい素材もある。

服を縮ませないためにも、縮みやすい素材の服は乾燥機に入れないことが重要なポイントだ。

天然素材

天然素材とは言葉の通り「自然に存在する素材」。

天然素材

  • 絹(シルク)
  • 毛(カシミヤ/モヘア/キャメル等)
  • 麻(リネン)
  • 綿(コットン)

シルク(絹)やウールなどの動物由来の「動物繊維」と、リネン(麻)やコットン(綿)といった「植物繊維」の2種類は、乾燥機に入れると縮みやすい。

化学繊維

ナイロン・ポリウレタン・レーヨンは熱に弱い。

縮みやすい化学繊維

  • ナイロン
  • ポリウレタン
  • レーヨン

乾燥機に入れて熱を長時間与え続けると服が縮む可能性が高い。

編み地の服

TシャツやYシャツなどの繊維を編み込んだ服は、乾燥機にかけると縮みやすい。

セーターを思い浮かべてみると分かりやすいと思うが、網目が多いほど乾燥機で熱をかけた際に繊維の隙間が詰まるので縮んでしまう。

「ポリエステル」「ウール」素材は縮みにくい

化学繊維の中でも「ポリエステル」「ウール」の2種類の素材は乾燥機にかけても縮みにくい。

縮みにくい素材

  • ポリエステル素材
  • ウール素材

ポリエステル素材の服は多いので服選びの際に覚えておけば、不注意で縮ませてしまったりシワだらけになってしまうことを事前に防ぐことができる。

乾燥機に合わせて服を選ぶのもアリ

乾燥機能を使いこなせば「洗濯物を干す」という行動を省略できるので、自由に使える時間を増やすことができる。というのは様々なYouTuberやブロガー耳にタコができるほど言っているけど、実際に縦型洗濯乾燥機を使ってみると超楽ちん。

私は着ているトップスを全て「ポリエステル」「アクリル」素材に統一することで、乾燥機能の使用率はほぼ100%にできている。乾燥機能に合わせて服を選ぶのは全然あり。

衣服を縮ませない洗濯方法

実際に半年のあいだ乾燥機能付き洗濯機を使って、ワイシャツなどの縮ませたくない衣類を洗濯するときに実践している洗濯方法を紹介する。

短時間で取り出す

完全に乾燥させると衣服が縮みそうな時は、乾燥時間を1/2~1/3にして短時間で乾燥機から取り出そう。

私はジーパンを洗濯・乾燥させる時は、30分くらい乾燥機能にかけて生乾きのまま取り出して、そのままハンガーがけをして干している。

ただ洗濯だけをするよりも早く乾くし、シワも縮みもほとんどない。ちなみに失敗してフルで乾燥機能を使ってしまったときのジーパンの写真は下記。

シワシワで超ダサい。ここからスプレーで水をかけて徐々にシワを伸ばしていく作業はかなり面倒くさかった。

乾燥後にすぐにハンガーがけをする

乾燥機能を使って温風で乾燥させた衣類は冷却時にさらに縮んでいく。

乾燥機の運転が終了してすぐに取り出して形を整えてハンガーに干すことで、衣類の縮みやシワを最小限にすることができる。

脱水時間を短くする

実は脱水中にも服は縮みやすい。

洗濯するときの脱水時間を短す設定することで、衣服の縮みとシワを軽減できる。

乾燥機能を使わない

乾燥機能が原因で服が縮むなら、いっそのこと乾燥機を使わなければいいじゃない。すずを。

本末転倒かもしれないけど、絶対に縮ませたくない・シワだらけになってほしくない衣服に対しては、乾燥機能を使わない洗濯するのはアリ。

乾燥機能を使いつつ「シワ」を軽減する方法

乾燥機を使う上で服にシワが付いてしまうことは避けられないが、「乾燥機能を使いつつ衣服につくシワを最小限にしたい」と思うのが人の性。

ここからは乾燥機能を使いつつ、シワになりにくい洗濯・乾燥方法を紹介する。

一度にたくさんの衣類を乾燥機にかけない

1度にたくさんの衣類を乾燥させようとすると、乾燥機の中で衣類が絡み合ってしまうのでシワが発生しやすい。

乾燥機に入れる衣類は少なめにすることで、衣類につくシワを少なくできる。

乾燥時間を短くする

乾燥機の時間を短くして衣類が熱風にさらされる時間を減らすことで、衣類にシワが付くのを最小限にすることができる。

乾燥機能を短くすると服が生乾きになっている事が多いので、ハンガーにかけて干す手間が発生する。この手間に関してはシワが付くかどうかのトレードオフなので、洗濯する衣服の素材と各自相談して欲しい。

縮んだ服を戻す方法

もしも乾燥機に縮んではいけない衣服を入れてしまった時は、アイロンのスチームを当てると戻りやすい。

縮んだ服を戻す方法

スチームアイロンを縮んでしまった服に当てて、湿らせながら引っ張って形を整える。

衣類の繊維は濡れたら膨らんで、乾燥したら縮む「膨潤収縮」という性質を持っていて、その膨潤収縮こそが服が縮む原因だ。

服が縮んでしまった場合は、アイロンのスチームを当てて服を湿らせながら引っ張って形を整えることで、元の状態に近づけることができる。

完全には元通りにはならないが、応急処置として覚えておくといざというときに役に立つ。

「洗濯乾燥機」は一人暮らしでも絶対に買うべき家電

雨が多い梅雨時や、服が乾きにくくなる冬でも、何も気にせず洗濯できる「洗濯乾燥機」は、一人暮らしでも必ず用意しておいたほうがいい家電だ。

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洗濯物を干す必要が無いので今まで服を干すために使っていた時間を、自由に使える時間にすることができる時短家電としては超優秀。

縦型でもドラム式でも何でもいいから、まだ洗濯乾燥機を持っていない人は今すぐにでも購入したほうがいい。

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